新田まゆみとして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 02:31 UTC 版)
(1988年3月ころ - 1990年1月ころ) 高校進学の時期と重なるとして若干の休業期間を経たのち、新田まゆみの名で再デビューする。1988年12月、諏訪野しおり時代の少女ヌードも含む写真集『1500日のネットワーク』をリリースする。17歳の新田はヌードにならなかったものの、過去の「諏訪野」も「若葉」も自分であったことを告白している(雑誌に手書きのメッセージを寄せている)。ビデオ『愛の贈り物』の中で、「昔の写真を見ると恥ずかしいし、嫌だなとも思う。はっきり言って少し後悔はしている。しかしあれがなかったら今の私はいないかもしれない。今は新田として頑張っている」と語る。しかし、過去をひっくるめて再出発した姿勢があだになる。『アイドルが脱いだ理由』によると「ロリータヌード出身という色眼鏡を世間に与えただけだったように思う」。さらにタイミングが悪いことに1989年、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人の容疑者が検挙される。同事件によってロリコンのイメージが非常に悪化、「健全であることを建前とする「アイドル」にとって「ロリコン」と結びつけられることはきわめて都合の悪いことになった・・・気がつけば、新田まゆみの姿は消えていた」、「(彼女は)最初から克服しようのないハンディを背負わされていた」。 1988年12月、法務省・博報堂制作による教育広報映画『三番線の約束』に主演、共演は松下一夫で、まだ20代の今関あきよし監督作品であった。映画の内容は、少年と少女が人々との出会いの中で更生するという、明るい社会を築くための非行防止教育フィルム。教育センターなどで貸し出している。 1989年4-9月、『スワンの涙』に出演する(最後のレギュラー出演作)。当時人気絶頂だった宮沢りえに食われてさほど話題にならなかった。 1989年9月、加藤哲監督の『グッドバイ』に出演。森田童子の暗い歌が流れるなか、70年代学生運動で挫折してゆく青年が愛を探す話。 1989年12月、『勝手にしやがれヘイ!ブラザー』に出演。確認可能な最後のドラマ出演。
※この「新田まゆみとして」の解説は、「諏訪野しおり」の解説の一部です。
「新田まゆみとして」を含む「諏訪野しおり」の記事については、「諏訪野しおり」の概要を参照ください。
- 新田まゆみとしてのページへのリンク