新コスモゼロ / 新コスモタイガー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 07:45 UTC 版)
「コスモタイガーII」の記事における「新コスモゼロ / 新コスモタイガー」の解説
『永遠に』『ヤマトIII』『完結編』に登場する単座タイプのマイナーチェンジ。元々は古代専用の「新コスモゼロ」として設定されたものだが、『完結編』では全機がこちらで描かれた。 胴体は単座タイプと同一だが、増槽・ミサイルの設定が改定されている。『さらば』『ヤマト2』でのミサイルの代わりに、増槽そっくりだが尾部が推進ノズルになっているデザインのミサイルが新たに設定された。また、胴体下左右のハードポイントに設置されたパイロンが、1つあたり2発ずつミサイルを搭載可能に変更されている。なお、従来のコスモタイガーIIのミサイルも『永遠に』以降は全て新コスモゼロのものと同デザインで描かれているため、形状面での両者の区別ポイントは実質ミサイル本数だけとなっているが、劇中での描き分けはできていない。 また、新コスモゼロは識別のために垂直尾翼がオレンジ色に塗装されている。当初は古代機専用のエンブレム(大鷲、または鷹が翼を広げた図)が考案されていたが、不採用となった。 『完結編』に登場する機体はカラーリングが変更され、機体上面を濃緑色、下面を明灰白色とする、いわゆる旧日本海軍機色となり、機首先端および機首下アンテナとキャノピーの縁、エンジンノズル上部が黄色に塗装されている。機首上面からキャノピー背面にかけてが白色で、加藤四郎の機体は垂直尾翼も白く塗られている。翼下のミサイルは海軍色に、胴体下両端のミサイルは灰色を基調として先端部分を紺色に塗られるなど、両者の区別がされている。 名称について、古代機が「新コスモゼロ」という名称なのは確かだが、他の機体に関しては不明瞭である。なお、コックピット内設定画には「新コスモゼロ」と書かれている一方で、三面図には「新コスモタイガー」と書かれている。 新コスモゼロの登場作品は『永遠に』『ヤマトIII』で、『永遠に』では黒色艦隊前線補給中間基地の攻略戦において、コスモゼロと同じくカタパルトから出撃し、他のコスモタイガーを率いている。『ヤマトIII』では、第2話でヤマトのカタパルト上で古代が本機を整備しているシーンがあるが、同作は古代が戦闘機で出撃する場面が無いため、その後は登場しなかった。 新コスモゼロ以外の機体については、『永遠に』で上記の通り作画ミスで描かれているほか、『ヤマトIII』の第4話と第5話でも同様に一部のカットで本機が描かれている。『完結編』では上記の通り、全機がこちらのタイプとなっている。
※この「新コスモゼロ / 新コスモタイガー」の解説は、「コスモタイガーII」の解説の一部です。
「新コスモゼロ / 新コスモタイガー」を含む「コスモタイガーII」の記事については、「コスモタイガーII」の概要を参照ください。
- 新コスモゼロ / 新コスモタイガーのページへのリンク