新しい移民 1970から現在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 09:21 UTC 版)
「ローレンス (マサチューセッツ州)」の記事における「新しい移民 1970から現在」の解説
外国生まれの移民労働者がローレンスに入って来るのは、1921年に安価だが非熟練労働者を提供していた国からの移民に対して厳格な制限が成立した時点でほとんど止まった。第二次世界大戦後に多くの制限は撤廃されたが1960年代初期にキューバ、プエルトリコ、ドミニカ共和国などラテンアメリカ諸国からのヒスパニック移民が入ってくるようになって、やっと再度始まった。南東アジア、特にベトナムからの移民も入って来るようになった。 この移民の傾向を象徴するものとして、カトリック教会の幾つかは、2つ以上の言語でミサを行うようになった。カトリックでありかつてはアイルランド系の拠り所だったセントパトリック教会は、1999年から毎日曜日にスペイン語のミサを行うようになった。各週でベトナム語のミサも行われるようになった。アサンプション教区のセントメアリー教会は、ミサの参加者や登録教区民の数では市内最大のカトリック教区であり、市内最大の多言語会派であり、1990年代初期からスペイン語のミサを行っている。 1980年代から多くの元カトリック教会は、アイルランド系やイタリア系の信徒が死に絶えて閉鎖されるところが増えていたが、1990年代からそれらがヒスパニック系教会によって買収されるようになった。 2000年国勢調査では、出身国別に次のような構成比となっており、新しい移民が優勢になっていることがわかる。 ドミニカ共和国22%、プエルトリコ22%、その他のヒスパニックあるいはラテン12%、アイルランド7%、イタリア7%、フランス(バスクを除く)5%、黒人あるいはアフリカ系アメリカ人5%、フランス系カナダ人5%、イギリス3%、アラブ系2%、ドイツ2%、レバノン2%、中央アメリカ1%、ポーランド1%、ポルトガル1%、グアテマラ1%、ベトナム1%、南アメリカ1%、スペイン1%、カンボジア1%、スコットランド1%、キューバ1%、スコットランド系アイルランドジン1%、エクアドル1%
※この「新しい移民 1970から現在」の解説は、「ローレンス (マサチューセッツ州)」の解説の一部です。
「新しい移民 1970から現在」を含む「ローレンス (マサチューセッツ州)」の記事については、「ローレンス (マサチューセッツ州)」の概要を参照ください。
- 新しい移民 1970から現在のページへのリンク