敷設の経緯とは? わかりやすく解説

敷設の経緯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 05:29 UTC 版)

湘南モノレール江の島線」の記事における「敷設の経緯」の解説

旧来の路面電車代わる都市内交通機関として、モノレール本命視され複数規格各地試験敷設されていた当時、主に日立製作所技術主導権を握る跨座式モノレール対抗軸をなす三菱重工業モノレール設備機器本格導入拡販目指すためのモデル路線として敷設された。1964年名古屋市東山動植物園内に設置され懸垂式モノレール試験線である東山公園モノレール1974年廃止)で得られデータ活かして2 - 3両の連結車両モノレール用の特殊な転轍機新たに採用するなどさらなる試験兼ねているほか、跨座式モノレール対す優位性を示すためあえて過酷な条件地形挑むように建設された。この路線における技術成功千葉都市モノレール活かされている。 軌道は旧京浜急行自動車専用道路の上空に沿う形で設置されている。この道路は元々大船江の島海岸を結ぶ普通鉄道計画頓挫したために取得済み用地日本初自動車専用道路として整備した私道で、モノレール建設当時京浜急行電鉄によって所有および運営なされており、軌道敷にあたってはこの形態有利に働いたようである。現在では鎌倉市藤沢市売却譲渡され一般市道に移行している。 この道路には最小曲率半径 25 m、最急勾配 88 ‰ という険し箇所もある。懸垂式モノレール性能的には、この道路に完全に沿う形での敷設も可能であったが、車両馬力平均速度観点加味し急勾配74 ‰、最小曲率半径本線 100 m駅構内 50 m とした。途中2か所に道路上空を外れてトンネル設けた箇所存在するこのような急カーブ駆け抜ける乗り心地や、めまぐるしく変化する車窓風景が、ジェットコースターたとえられることもある。 建設にあたっては、軌道支柱製造三菱重工業横浜造船所当時)、車両は同三原製作所(同)、変電所三菱電機担当し総合監理三菱地所が行うなど、随所三菱グループ総合力が活かされている。江の島線の走る鎌倉市大船から深沢界隈三菱電機の2事業所抱える。

※この「敷設の経緯」の解説は、「湘南モノレール江の島線」の解説の一部です。
「敷設の経緯」を含む「湘南モノレール江の島線」の記事については、「湘南モノレール江の島線」の概要を参照ください。

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