拳法・技に関して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 03:24 UTC 版)
「シン (北斗の拳)」の記事における「拳法・技に関して」の解説
シンの使う拳法には、1983年の原作連載初期からテレビアニメ版までも、作中において流派名は一切付けられておらず、ただ「南斗聖拳」あるいは「南斗聖拳(の使い手)シン」とだけ表記・呼称されていた。しかし、南斗六聖拳の登場により連載途中で「愛に殉じる宿命を背負う南斗六聖拳“殉星”の男」であることと、継承した流派名「南斗孤鷲拳」が、連載から3年後の1986年9月に刊行(原作では天帝編を連載中)された特別編集の解説書『北斗の拳 SPECIAL』で新たに設定された。 以後、関連書籍、『真救世主伝説』シリーズでも、「南斗孤鷲拳」の伝承者の位置づけが踏襲されているが、シンが自身の拳を「南斗孤鷲拳」と名乗ったのは、2005年の格闘ゲーム版が最初である。 主にシンは、「南斗獄屠拳」(アニメ・旧劇場版では南斗獄殺拳)、「南斗千首龍撃」など、切断より貫通をメインとする突き刺し型の奥義を使う。「外部から突き入れ破壊する」という南斗聖拳の定義が合致する正統派の拳法であり、「孤鷲拳」だけでなく南斗一〇八派の複数の流派も習得しており、その技のバリエーションから「南斗聖拳のシン」と呼ばれている(『北斗の拳 SPECIAL』コラムおよび『北斗無双』公式サイト)。アニメ版では、飛び蹴り系の技である「南斗飛燕斬」や、拳の連続打撃で敵を砕く「南斗飛竜拳」も披露している。 『北斗無双』ではそのスタイル故のリーチの短さを補うため、突きを飛ばす技や、闘気で形成した剣で攻撃する技なども使用する。 なお、原作ではシンには南斗聖拳の配下の者はいないが、アニメのKING軍には「南斗」を名乗る部下が多数登場する。しかしその多くは、自己の闘術、自分の使用する武器・武装・兵器などに「南斗」の名を冠しているだけである。火炎を吐く闘術、死者が蘇る呪術、ダイナマイト、鞭、双頭の旋回斧での攻撃、果ては刀剣を持った兵士を大砲で打ち出すものや列車砲の砲術指揮官などが「南斗」と名乗っているが、これらは拳法の類とは言いがたく、拳法家と呼べるのは、三身一体攻撃の体術に「南斗」を冠した「翔天拳」の副官・ジョーカーぐらいである。
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