所蔵品と展示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 01:07 UTC 版)
文物中国史のコーナー(中国歴史博物館の後継)は、中国の古代から近代に至る文物資料の収蔵と展示、および歴史科学や関係する分野の学術研究を行う機関であり、館蔵の文物の合計は62万件にのぼる。常設展は中国の通史を主とし、展示面積は8,000平方m、常設展で陳列されている文物や資料の数は約9,000件である。このほか、歴史・考古・文物などに関するテーマを設けた特別展も開催されている。 歴史博物館に所蔵されている宝物のうち、最も貴重な文物には、殷代の現存する最大の青銅器・司母戊鼎(高さ133cm、足の高さ46cm、厚さ6cm、重さ875kg)、漢代の金縷玉衣、東呉の青瓷羊、唐三彩、戦国時代の陶質雕塑などがあり、中国の歴史教科書に掲載されているような文物を常に見ることができる。 また観客は北京のみならず中国各地や海外からも訪れており、日本、イタリア、ギリシア、エジプトなどの博物館から貸し出される各国の国宝級文物の特別展も開催される。 近代中国のコーナー(中国革命博物館の後継)は1840年から1950年にかけての中国近代革命の資料を収蔵・展示しており、アヘン戦争と列強の侵入・変法自強運動・辛亥革命・軍閥政治・満州事変・日中戦争・国共内戦など中国の近代史や革命史を中心とした展示を行っている。 また「国家博物館蝋像芸術館」では、中国の古代史から革命史上の人物、現代のスターに至るまで、中国の重要人物を蝋人形で展示している。 四羊方尊、殷代晩期(紀元前13世紀~前10世紀)、1938年に湖南省寧郷県月山鋪で出土 虢季子白盤、西周の宣王の時期(紀元前827年~前782年)、伝陝西省宝鶏出土 漢代の陶製の牛車 漢代の金縷玉衣
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