戦後・潜水タンカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/28 22:26 UTC 版)
「ガヴィナ (潜水艦)」の記事における「戦後・潜水タンカー」の解説
1949年3月から、ガヴィナはメア・アイランド海軍造船所で広範囲オーバーホール及び給油潜水艦への転換が行われ、シュノーケルの装着が行われた。1950年2月1日に SSO-362 (給油潜水艦)として再就役し、西海岸沿いでの作戦活動の後、バルボアとサンフアンを経由して8月25日にノーフォークに到着した。ノーフォークでの活動の後フィラデルフィアでオーバーホールを行い、1951年1月29日に新たな母港のキーウェストに到着した。以後、ガヴィナはキーウェストを拠点として主にメキシコ湾とフロリダ海峡で活動を行い、カリブ海や東海岸、ノバスコシアへ巡航し水上機や他の潜水艦に給油試験を行った。1952年4月18日から7月26日までフィラデルフィアでオーバーホールを行った後、ガヴィナは AGSS-362 (実験潜水艦)に再び艦種変更される。その後2年にわたって東海岸沿いに活動し、フィラデルフィアで広範囲に及ぶオーバーホールが行われた。燃料補給を支援するためガヴィナは後部魚雷室の上に大きなプラットホームが取り付けられ、それは「フライトデッキ」とあだ名された。その後、1956年1月に飛行艇への給油実験が行われる。最初の2週間の試験期間後、ガヴィナは1956年の大半を通じて様々な水上飛行機に給油試験を行った。その後ガヴィナは9月18日にチャールストンを出航し地中海に向かう。地中海の第6艦隊第56偵察部隊で2ヶ月間の配備後、12月1日にキーウェストに帰投し、チャールストンでオーバーホールが行われた。オーバーホールの完了後1957年7月13日に AOSS-362 (潜水タンカー)に艦種変更されたガヴィナは、主としてカリブ海で様々な潜水艦及び水上機への給油試験を再開した。さらにニューロンドンからバーミューダの海域で対潜訓練及び様々な平時訓練任務に従事した。 ガヴィナは1959年1月4日にチャールストン海軍工廠入りし、3月27日に退役、そのまま保管される。その後第5海軍区の予備役訓練艦に指定され、1967年6月30日に除籍されるまで訓練任務に従事した。ガヴィナは1967年11月14日にバージニア州ヘンリー岬(英語版)沖で、標的艦としてキューベラ (USS Cubera, SS-347) の雷撃により沈められた。 ガヴィナは第二次世界大戦の戦功で5個の従軍星章を受章した。
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