成歩堂 龍一編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 06:07 UTC 版)
前述のとおり、刑事裁判を専門とする弁護士として活躍。今まで劇中で成歩堂が被告人の弁護を担当した24の事件(『1』でDL6号事件と自分が被告人となるのを含めて6件、『2』で4件、『3』で第2話を窃盗事件と殺人事件で分けた場合は4件、『蘇る』で1件、『4』で明らかになった1件、『5』でUR-1号事件の再審理と、特別編で被告人が変わったのを分けた場合は5件、『6』でクライン王国での裁判を含め、民事事件を除くと3件)のうち、無罪判決を勝ちとったのは22件。なお、後述のとおり『6』の民事裁判では敗北している。 成歩堂の受け持った依頼人は、無実であるにもかかわらず有罪判決寸前の絶体絶命のピンチであることが多い。しかし、成歩堂は些細な証言の矛盾も見逃さずにつっこみ、確たる矛盾を見つけられない時はハッタリをかますことで証言を引き出し、矛盾の証拠をつきつけることでほとんどの案件で無罪判決を勝ち取っている。親友矢張を冤罪から救った最初の法廷にてその様子を見ていた師匠の千尋から「恐怖のツッコミ男」とあだ名をつけられた。 数字の上では素晴らしい成績をあげているがその割に依頼は1か月に1件来れば良い方で、『1』第3話の「どうしよう、今月の家賃…」という台詞や第4話で「(御剣に)今月の家賃も全額払ってくれ」と呟いていることからも判るように、その月の事務所の家賃も払えるか払えないかの状態である。依頼人には御剣怜侍(検事)やマキシミリアン・ギャラクティカ(世界的マジシャン)のような高額所得者もいるものの、真宵(霊媒師)や須々木マコ(警察官。後にウエイトレスに転職。その両方で一回ずつ成歩堂の弁護を受けた)のような低額所得者もおり、果ては矢張のような依頼料を払わない人物もいるため収入はあまり安定しているとは言えない。 ただし上記の担当事件数はあくまでゲーム中で担当した事件数である。『1』第4話の時点では「3件しか担当していない」という発言があるが、『蘇る』では以降2か月の間に何件か依頼が来たという発言があるため、それ以降はゲーム中で描かれない依頼を受けている可能性がある。しかし『1』第4話から『蘇る』の間は「依頼を受ける気分にならなかった」という発言から、依頼は断っていたようである。ゲーム中で見られない案件でいくつ無罪判決を勝ち取ったのかは不明だが、『2』第4話では「完全無敗の経歴」と言われ、『4』の公式ガイドブックの第4話の紹介ページでは「初法廷から3年間不敗を誇る、法曹界の伝説の弁護士」と記されている。 漫画版ではそれなりに依頼が来ているようで、劇中で真宵が「仕事が忙しいからって最近食べに連れて行ってくれない」と嘆く場面がある。しかし「おカネがないから(携帯電話の)新しいのが買えない」「電気代が払えなくて困っています」とも言われているため、やはり収入は安定していないようである。 劇中では『3』第3話で偽者が登場しその偽者が扱った事件が雑誌の記事になっていることや、『4』での王泥喜の彼に対する「俺たちの世代で知らない人はいない」というセリフ、みぬきの「未だに法律事務所と間違えて依頼してくる人がいる」というセリフ、『5』の傍聴人の「こんなの成歩堂弁護士じゃない」という野次から、彼の弁護士としての知名度は相当高かったことが伺える。
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