愛媛中生【エヒメナカテ】(果樹)
登録番号 | 第4121号 | |
登録年月日 | 1994年 11月 22日 | |
農林水産植物の種類 | かんきつ | |
登録品種の名称及びその読み | 愛媛中生 よみ:エヒメナカテ | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 愛媛県 | |
品種登録者の住所 | 愛媛県松山市一番町4丁目4番地2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 喜多景治 玉井健二 渡部悦也 別府英治 大和田厚 山口勝市 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「南柑20号」に「パーソンブラウン」を交配し得られた珠心胚実生か ら育成されたものであり,果実が扁円,中果,果皮色が橙色で,育成地(愛媛県松山 市)において11月中旬に成熟する中生の温州みかんである。 樹姿は開張性,樹の大きさ,樹勢,枝梢の太さ及び節間長は中である。葉形指数は 中,葉身の面積,長さ及び幅は中,葉柄の長さは短,葉柄比率は小である。果実の外 観は扁円,果形指数は136~141,果頂部水平域の果実横径に対する比は大,果頂部凹 部の深さは浅,花柱痕の大きさは小,果梗部水平域の果実横径に対する比は大,果梗 部放射条溝果の多少は無,中心柱の大きさ及び果実の大きさは中である。果皮の色は 橙,油胞の大きさは中,果面の平滑度はやや滑,油胞の密度は中,凹凸は平,凹点の 多少は無~少,果皮の厚さは中,剥皮の難易は易である。じょうのう膜の硬さは軟, 砂じょうの色は橙,果汁の多少は多,甘味は中,酸味は少,香気は中である。成熟期 はやや早,育成地においては11月中旬である。隔年結果性は低,浮皮果の発生はでや すい,裂果の多少はでにくい,貯蔵性は中である。 「南柑20号」と比較して,葉身の面積が大きいこと,中心柱の大きさが小さいこと, 果面の平滑度が滑であること,凹点が少ないこと等で,「久能温州」と比較して,葉 柄比率が小さいこと,中心柱の大きさが小さいこと,凹点が少ないこと等で区別性が 認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和48年に愛媛県立果樹試験場(松山市)において「南柑20号」に「パーソンブラウン」を交配し得られた実生をは種,53年定植,58年初結実,以後,特性の調査を行い,61年選抜,62年から県内8か所で試験を行って特性の調査・確認を行って育成を完了したものである。 |
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