往復動圧縮機とは? わかりやすく解説

往復動圧縮機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 14:54 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
往復動圧縮機の仕組み
2または4つのシリンダーで動作可能なモーター駆動の往復動圧縮機
A & Z Daw社のClass E型圧縮機(1902年)

往復動圧縮機(おうふくどうあっしゅくき)とは、クランクシャフトを動力としたピストンによりガスを高圧で吐出する圧縮機の一種である[1][2]レシプロ圧縮機[3]往復圧縮機[4]往復式圧縮機[5]レシプロコンプレッサ[6]等とも呼ばれる。

概要

吸入ガスは、まず吸入マニホールドに入り、次に圧縮シリンダーに流入し、そこでクランクシャフトを介して往復運動で駆動するピストンにより圧縮され、そして吐出される。石油精製所パイプライン輸送化学プラント英語版天然ガス処理英語版や冷却過程に用いられる。用途の例の一つにポリエチレンテレフタレート (PET)製のペットボトルの吹き込みが挙げられる。

関連項目

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Bloch, H.P. & Hoefner, J.J. (1996). Reciprocating Compressors, Operation and Maintenance. Gulf Professional Publishing. ISBN 0-88415-525-0 
  2. ^ Reciprocating Compressor Basics”. www.machinerylubrication.com. 2015年12月2日閲覧。
  3. ^ レシプロ圧縮機 | 日本熱源システム株式会社、2019年1月31日閲覧。
  4. ^ 往復圧縮機:圧縮機:日立、2019年1月31日閲覧。
  5. ^ 圧縮機・回転機|前川製作所 技術研究所 R&D CENTER、2019年1月31日閲覧。
  6. ^ レシプロコンプレッサの原理 | 技術講座 | コンプレッサ | アネスト岩田株式会社、2019年1月31日閲覧。

外部リンク


往復動圧縮機(レシプロ圧縮機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:22 UTC 版)

圧縮機」の記事における「往復動圧縮機(レシプロ圧縮機)」の解説

詳細は「往復動圧縮機」を参照 ピストン往復運動によるシリンダー容積変化圧縮するもの。 特徴高圧縮が可能。高圧を得るために多段圧縮を行う場合があり、低圧ピストン高圧ピストンの間に中間冷却器設けることで気体温度下げることができる。多段圧縮では空気漏れなどのロスにより、前段後段流量アンバランスとなる不具合要因がある。 機種が豊富。 大容量適さないピストン往復や弁の開閉による振動騒音大きい。 密閉式でないならば修理が容易 主な用途低温冷凍機 高圧空気圧縮機自動車用 - 中型大型自動車等の機器作動用(空気ブレーキエアサスペンションフィンガーシフトなど)、冷凍冷蔵車旧式クーラー冷媒圧縮(以上は車載)、ほか整備部品清掃タイヤ空気圧調整空圧による工具作動など)、板金塗装吹付け塗装)用。高圧洗浄機空気ではなく加圧する鉄道車両用 - 用途自動車用準ずる 家庭用噴霧器

※この「往復動圧縮機(レシプロ圧縮機)」の解説は、「圧縮機」の解説の一部です。
「往復動圧縮機(レシプロ圧縮機)」を含む「圧縮機」の記事については、「圧縮機」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「往復動圧縮機」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「往復動圧縮機」の関連用語

往復動圧縮機のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



往復動圧縮機のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの往復動圧縮機 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの圧縮機 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS