往復摩擦による方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 23:13 UTC 版)
「発火犂」および「発火鋸」も参照 ヒミゾ(火溝)式 台板の木目に沿って棒木を激しく擦りつける方法。竹も利用できる。著しく腕力・体力を要する。サモア、トンガ、バヌアツなど、太平洋にあるポリネシアやメラネシアの島々に現在も伝わっている。非常に腕力の要る発火法だが、体格や体力に恵まれたサモアなどでは10秒前後で火種を作る名人もいる。 ノコギリ(鋸)式 台板の木目に直角に鋸で切るよう棒木を激しく擦り合わせる方法。道具を適切に作り、体力のある熟練者が操作すれば20-30秒以内に火種ができる。 イトノコ(糸鋸)式 テープ状の竹ひごや籐の蔓などを割れ目のある枝や割り竹などに直交して押し当てながら、左右に引いてこする。紐のこぎり式ともいう。パプアニューギニアや東南アジアの一部に残る発火法。一見原始的なようだが発火効率は良く、熟練者は10秒前後で火種を作ることができる。
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