彩のかがやき【サイノカガヤキ】(食用作物)
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登録番号 | 第12699号 |
登録年月日 | 2005年 2月 7日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 彩のかがやき よみ:サイノカガヤキ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 埼玉県 | |
品種登録者の住所 | 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 渡邉耕造、戸倉一泰、武井由美子、荒川誠、箕田豊尚、石井博和、小指美奈子、大岡直人、大塚一雄、矢ヶ崎健治、新井登、岡田雄二、関口孝司 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「愛知92号」(後の「祭り晴」)に「玉系88号」(後の「彩の夢」)を交配して育成された固定品種であり、育成地(埼玉県熊谷市)における成熟期は中生の晩、稈長が短、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)の水稲、粳種である。草型は中間、稈長は短、稈の細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長、穂数、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は中、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形、大小及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良、香りは無、腹白及び胴割の多少は極少、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の晩、穂発芽性は極難、耐倒伏性は強、脱粒性は難、収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は強、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i)、ツマグロヨコバイ抵抗性品種群別は抵抗性群である。アミロース含量は中、蛋白質含量はやや低である。「日本晴」と比較して、穂発芽性が難であること、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)であること等で、「彩の夢」と比較して、穂軸の抽出度が長いこと、穂発芽性が難であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に埼玉県農業試験場(現埼玉県農林総合研究センター、熊谷市)において、「愛知92号」(後の「祭り晴」)に「玉系88号」(後の「彩の夢」)を交配し、8年に雑種第6代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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