彩のピンク【サイノピンク】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6416号 |
登録年月日 | 1998年 5月 22日 | |
農林水産植物の種類 | アルストロメリア | |
登録品種の名称及びその読み | 彩のピンク よみ:サイノピンク | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 5月 23日 | |
品種登録者の名称 | 埼玉県 | |
品種登録者の住所 | 埼玉県浦和市高砂3丁目15番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 石川貴之 高山智子 石坂宏 植松盾次郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「リグツ ハイブリッド」に「ペリグリナ ロゼア」を交配して育成されたものであり,花は側方及び中央外花被が鮮紫ピンク,中央部が明赤紫,側方内花被は上部が鮮紫ピンク,中央部が鮮黄,下部が淡紫ピンク,中央内花被は中央部が鮮紫ピンク,両側が鮮黄ピンクで赤褐の条線が入る切り花向きの品種である。 草丈及び茎の太さは中,色は緑である。葉の全形は線状披針形,長さは短,幅は中,表面の色は緑,光沢は強である。開花の方向は咲き上る,散形花序の分枝数,花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は中,花被片の展開度は大,側方及び中央外花被の全形は長倒卵形,内面の花色の模様はⅦ型,内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9504),Bゾーンの色は明赤紫(同9506),条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形,内面の花色の模様はⅤ型,内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(同9504),Bゾーンの色は鮮黄(同2507),内面のCゾーンの色は淡紫ピンク(同9502),条線の数は多,大きさは大,分布は全体,色は赤褐(同0710)である。中央内花被の全形は長楕円形,内面の花色の模様はⅥ型,内面のAゾーンの色は鮮黄ピンク(同1004),Bゾーンの色は鮮紫ピンク(同9504),内面のCゾーンの色は鮮黄ピンク(同1004),条線の数は少,大きさは大,分布は上部,色は赤褐(同0710)である。花糸及び花柱の主な色は桃である。開花習性は一季咲き,開花の早晩は早である。 「リグツ ハイブリッド」と比較して,開花の方向が咲き上ること,中央内花披内面に条線があること等で,「ペリグリナ ロゼア」と比較して,草丈が高いこと,側方及び中央外花披のAゾーンの色が鮮紫ピンクであること,中央内花披内面に条線があること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に埼玉県園芸試験場(埼玉県久喜市)において,「リグツ ハイブリッド」に「ペリグリナ ロゼア」を交配して胚珠培養を行い,開花した株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 彩のピンクのページへのリンク