彩の夢【サイノユメ】(食用作物)
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登録番号 | 第6445号 |
登録年月日 | 1998年 6月 8日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 彩の夢 よみ:サイノユメ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 6月 11日 | |
品種登録者の名称 | 埼玉県 | |
品種登録者の住所 | 埼玉県浦和市高砂3丁目15番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 大塚一雄 戸倉一泰 矢ヶ﨑健治 荒川誠 古澤孝行 加藤智 鈴木計司 庭山孝 井上圀男 立岡るみ | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「関東PL3」(後の「水稲中間母本農2号」)に「玉系74号」(後の「ゆめみのり」)を交配して育成された固定品種であり,育成地(埼玉県熊谷市)における成熟期は中生の晩,稈長が極短,穂数が多,耐倒伏性が強く,しま葉枯病,萎縮病及びツマクロヨコバイ抵抗性を有する多収の水稲,粳種である。 草型は穂数型,稈長は極短,稈の細太はやや太,剛柔はやや剛,止葉の直立の程度はやや立,葉身及び葉鞘の色は濃緑である。穂長はやや短,穂数は多,粒着密度はやや疎である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少はやや少である。玄米の形,大小及び精玄米千粒重は中,見かけの品質は中の上,光沢はやや良,食味は中の上である。出穂期は中生の中,成熟期は中生の晩,障害型耐冷性は弱,穂発芽性はやや易,耐倒伏性は強である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,白葉枯病圃場抵抗性は弱,しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i),萎縮病抵抗性及びツマクロヨコバイ抵抗性品種群別は抵抗性群である。 「日本晴」と比較して,稈長が短いこと,穂発芽性が易であること,しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)であること,萎縮病抵抗性及びツマクロヨコバイ抵抗性品種群別が抵抗性群であること等で,「むさしこがね」と比較して,草型が穂数型であること,粒着密度が疎であること,萎縮病抵抗性及びツマクロヨコバイ抵抗性品種群別が抵抗性群であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和60年に埼玉県農業試験場(埼玉県熊谷市)において,「関東PL3」(後の「水稲中間母本農2号」)に「玉系74号」(後の「ゆめみのり」)を交配し,61年に雑種第2代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。平成2年から奨励品種決定調査を行い,7年にその特性を確認して育成を完了したものである。7年は雑種第11代である。 |
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