彩の光【サイノヒカリ】(食用作物)
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登録番号 | 第6446号 |
登録年月日 | 1998年 6月 8日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 彩の光 よみ:サイノヒカリ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 6月 11日 | |
品種登録者の名称 | 埼玉県 | |
品種登録者の住所 | 埼玉県浦和市高砂3丁目15番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 大塚一雄 戸倉一泰 矢ヶ﨑 健治 荒川誠 古澤孝行 加藤智 鈴木計司 庭山孝 井上圀男 立岡るみ | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「コシヒカリ」に「玉系他3号」(後の「たませどり」)を交配して育成された固定品種であり,育成地(埼玉県熊谷市)における成熟期は中生の中,稈長がやや短,玄米の形がやや円,脱粒性がやや易,しま葉枯病抵抗性を有した水稲,粳種である。 草型は偏穂数型,稈長はやや短,稈の細太はやや太,剛柔は中,止葉の直立の程度はやや立,葉身及び葉鞘の色は濃緑である。穂長はやや短,穂数はやや多,粒着密度はやや密である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は極少である。玄米の形はやや円,大小は中,精玄米千粒重はやや小,見かけの品質は中の上,光沢はやや良,食味は上の下である。出穂期及び成熟期は中生の中,穂発芽性は難,耐倒伏性はやや強,脱粒性はやや易である。いもち病抵抗性推定遺伝子型は+,しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i)である。 「朝の光」と比較して,草型が偏穂数型であること,穂発芽性が難であること,脱粒性が易であること,いもち病抵抗性推定遺伝子型が+であること等で,「むさしこがね」と比較して,穂発芽性が難であること,脱粒性が易であること,いもち病抵抗性推定遺伝子型が+であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和60年に埼玉県農業試験場(埼玉県熊谷市)において,「コシヒカリ」に「玉系他3号」(後の「たませどり」)を交配し,61年から沖縄県内で雑種第2代~第5代の世代促進栽培を行い,62年に雑種第5代で抜穂選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。平成4年から奨励品種決定調査を行い,7年にその特性を確認して育成を完了したものである。7年は雑種第13代である。 |
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