彩の子【サイノコ】(きのこ類)
登録番号 | 第12958号 | |
登録年月日 | 2005年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | はたけしめじ | |
登録品種の名称及びその読み | 彩の子 よみ:サイノコ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 埼玉県 | |
品種登録者の住所 | 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 原口雅人、永沢晴雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、野生種(埼玉県秩父郡東秩父村産)から選抜して育成されたものであり、菌さんが極大、断面の形態は丸山形、中心部の色が灰色で、菌柄の形がとっくり型の施設栽培向きの品種である。菌さんの断面の形態は丸山形、大きさは極大、中心部の色は灰色、周縁部の色は灰褐色、厚さは薄、肉質は中である。子実層たくの並び方は正常、幅は狭、密度は中、色はクリーム色、菌柄への付き方は直生である。菌柄の形はとっくり型、長さは極長、太さは中、色は淡色、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は小である。子実体の発生型は群状、発生最盛期までの期間及び菌かき後の発生までの期間は中、発生最適温度は高、子実体の生育最適温度はかなり高である。収量性はやや少、有効茎本数はかなり少である。「亀山1号」と比較して、菌さんが大きいこと、子実層たくの菌柄への付き方が直生であること等で、「みやぎLD1号」と比較して、菌さんの断面が丸山形であること、菌柄の形がとっくり型であること等で区別性が認められる。なお、「亀山1号」及び「みやぎLD1号」との対峙培養において嫌触反応を示す。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に出願者の施設(埼玉県大里郡寄居町)において、野生種(埼玉県秩父郡東秩父村産)の子実体を組織分離し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「愛々しめじ」であった。 |
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