彩のクイーン【サイノクイーン】(草花類)
![]() |
登録番号 | 第12347号 |
登録年月日 | 2004年 11月 8日 | |
農林水産植物の種類 | アルストロメリア | |
登録品種の名称及びその読み | 彩のクイーン よみ:サイノクイーン |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 埼玉県 | |
品種登録者の住所 | 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 高山智子、石坂宏、小森谷清、金子仁、奈良昌二、石川貴之、金子晃久 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、Alstroemeria Ligutu Hybridに(A.Ligutu Hybrid×A.Pelegrina)の複2倍体を交配して育成されたものであり、花は側方外花被は鮮紫ピンク色で中央部が明赤紫色、側方内花被は上部が鮮紫ピンク色、中央部が明緑黄色、下部が淡紫ピンク色で全体に赤茶色の条線が入る切花向きの品種である。草丈及び茎の太さは中、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3310)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は穏黄緑(同3514)、光沢は強である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は長、花被片の展開度は大、側方外花被及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はⅦ型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9205)、Bゾーンの色は明赤紫(同9506)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はⅤ型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9505)、Bゾーンの色は明緑黄(同2704)、Cゾーンの色は淡紫ピンク(同9502)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は赤茶(同 0715)である。中央内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はⅦ型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9505)、Bゾーンの色は明赤紫(同9506)、条線は無である。花糸の主な色は濃紫ピンク(同9213)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は黄白(同2502)である。開花習性は一季咲、開花の早晩はやや早である。「彩のピンク」と比較して、側方外花被及び中央外花被のAゾーンの色が鮮紫ピンク(同9205)であること、中央内花被の花色の模様がⅦ型であること、中央内花被に条線が無いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に埼玉県農林総合研究センター園芸支所(久喜市、現埼玉県農林総合研究センター園芸研究所)において、A.Ligutu Hybridに(A.Ligutu Hybrid×A.Pelegrina)の胚珠を倍化処理して得た複2倍体を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 彩のクイーンのページへのリンク