度重なる災害による不通
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 14:26 UTC 版)
「国道168号」の記事における「度重なる災害による不通」の解説
2004年(平成16年)8月10日、五條市大塔町宇井で大規模な地すべり(宇井地すべり)が発生し現場一帯の約3.0キロメートル (km) で不通となった。その直前(8月5日)から崩壊のおそれがあるとして現場付近が交通規制され、天ノ川を隔てた対岸の和歌山県道・奈良県道734号高野辻堂線が迂回路となっていた。2008年(平成20年)3月18日に復旧工事が完了し、およそ3年7か月ぶりの開通となった。なお、この様子はディスカバリーチャンネルの「怒れる大自然2 地滑り」として地すべりの瞬間を撮影した映像と関係者の発言を2009年(平成21年)秋に放送した。 2008年(平成20年)10月17日、五條市大塔町小代地内(猿谷ダムから約500メートル〈m〉五條市内方面寄)30 mで落石が発生し、付近で全面通行止になったため長距離の迂回を余儀なくされ、沿線地域へ多大な経済的な影響を与えた。その後11月16日より夜間通行止(22時 - 翌朝6時30分)ではあるものの、その他の時間帯は片側交互通行にて通行可能となり、2009年(平成21年)2月20日より夜間通行止も解除された。 2011年(平成23年)9月3日、平成23年台風第12号の影響による路面崩落で各地で寸断され、通行止めとなる。主として、十津川村折立地区の折立橋の崩落、十津川村長殿地区の土砂崩れ、五條市大塔町辻堂地区の土砂崩れによるもので、12月頃までにはバイパス道路の部分供用開始を伴う仮復旧がなされた。 また、十津川村桑畑では@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}2014年(平成26年)1月4日[要出典]と2021年(令和3年)1月24日にそれぞれ封土災害が発生し、2021年の災害時は、乗用車は国道425号から村道絵笠捨瀞線、国道169号を経由する経路、大型自動車は国道169号などへ、それぞれ迂回措置がとられたのち、同年2月13日に仮復旧による通行止め解除を経て3月3日には全面復旧した。 主に十津川村・五條市大塔町内の区間で道路崩落による「全面通行止め」がしばしば発生する。ただし「全面通行止め」も「迂回路あり」の場合があり、詳細な道路規制情報は奈良県ホームページ内の道路規制情報で案内されている。
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