度重なる竣工の延期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 09:32 UTC 版)
「六ヶ所再処理工場」の記事における「度重なる竣工の延期」の解説
1993年に着工したものの、様々なトラブルが相次ぎ竣工は25回延期している。2015年11月16日には竣工時期を、2018年度(平成30年度)上期に変更することが発表された。しかし、2017年10月11日、建屋に雨水が流入するトラブルなどについて点検せずに点検日誌に「異常なし」と記載していた問題が判明し、日本原燃の工藤健二社長は2017年9月29日の定例会見で、2018年度上期完成目標について「厳しい」とし、今後の見通しも「言及できる段階にない」と述べた。さらに原子力規制委員会は虚偽記載を保安規定違反に当たると認定し、施設稼働の前提となる安全審査を一旦、休止することを決めた。。 これら延期とあわせて、建設費用も当初発表されていた7600億円だったものが、2011年2月で2兆1,930億円、2017年7月で約2兆9,500億円と膨れ上がっている。 2020年7月29日、新規制基準に適合しているとして、原子力規制委員会から変更許可が発出された。
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