度重なる転用の断念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/02 03:10 UTC 版)
「シルバースター (列車)」の記事における「度重なる転用の断念」の解説
1970年代にはシルバースター以外にもニュージーランド国内に複数の夜行列車が残存しており、ニュージーランド国鉄はこれらの列車に使用されていた旧型客車との混用のためシルバースター用の客車を座席車に改造する計画を1970年代後半以降立てていた。だが車両の断熱材にアスベストが使用されていた事が判明し、危険なアスベストを扱う事に対する労働組合側からの抗議が起きた事から計画は頓挫してしまい、以降シルバースター用客車はウェリントンの車庫内に長期間留置される事となった。1980年代にも何度か再改造計画が出されているが、アスベスト除去を始めとする費用が高額だったことを受け全て却下され、1987年には民間の旅客会社であるパシフィック・トレイルウェイズがシルバースター用客車を用いた観光列車計画を発表したがこれも実現せず、その際にオークランドの車庫へ運ばれた車両たちは更に留置され続けた。
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