広域の大学連携と学術環境
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「スミス大学」の記事における「広域の大学連携と学術環境」の解説
詳細は「:en:Cooperating Colleges of Greater Springfield」を参照 この大学はニューイングランド地方の「知の回廊」を構成する教育機関に数えられる。2012年にコネチカット川流域の2大経済圏であるマサチューセッツ州スプリングフィールドとコネチカット州ハートフォードが州境を越えて経済協定を結び、共同事業として改めて「ニューイングランド地方の知の回廊」(Knowledge Corridor®) と呼ばれるようになる。この一帯はニューイングランド地方で2番目に人口が稠密な地域であり、短期大学と4年制大学29校 (2012年当時)、学生数は10万人超という。経済活動と文化ならびに市民生活と交流が促され、地理的広がりはコネチカット州州北西部からマサチューセッツ州西部のコネチカット川流域南部にわたる。 同地区の高等教育を担う5大学(本学ならびにマサチューセッツ大学アマースト校、マウントホリヨーク大学、ハンプシャー・カレッジ(英語版)、アマースト大学)は「ファイブ・カレッジズ(英語版)」という同盟を結び、単位や施設の自由交換、共同購入を行うというユニークな取り組みを1965年から導入している。合計およそ3万8,000人の通学者を確保したことにより、5つの大学のキャンパス間を結ぶバスを定時ダイヤで運行して他校の授業に出席しやすくしている。各大学のもつそれぞれの特色や強みを最大限に活用し、たとえばマサチューセッツ大学で開講する予備役将校訓練課程 (陸軍・空軍) はスミス大学の学生も受講できる。充実した学術研究環境が整えられていることから、パイオニア・バレー(英語版)とも呼ばれるこの地域一帯には世界中から学生が集う。 スミス大学は、隣市スプリングフィールドの広域スプリングフィールド大学コンソーシアム(英語版)の6つの高等教育機関とも、協力関係を築いている。すなわちスプリングフィールド地域のアメリカン国際カレッジ(英語版)とケンブリッジ・カレッジ(英語版)、スプリングフィールド・カレッジ(英語版)と西ニューイングランド大学(英語版)と技術系のスプリングフィールド技術短期大学とウェストフィールド州立大学(英語版) (公立) に加え、カトリック系のエルムズ・カレッジ(英語版) (チカピー) 、さらに本学と同じく女子大学から出発しウェブを利用した遠隔教育に注力するベイパス大学(英語版) (ハンプデン郡) 、ホリヨーク・カレッジなどである。
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