幽玄死天王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 00:46 UTC 版)
「TOUGH (漫画)」の記事における「幽玄死天王」の解説
日下部覚吾の4人の弟子。 横山春草(よこやま しゅんそう) 別名「疾風の春草(はやてのしゅんそう)」。幽玄死天王の中でもっとも危険(尊鷹談)だという。その言葉どおり、初登場時では、鬼龍を地下鉄車内におびき寄せ、戦った後に走行中の車内から対向列車に飛び移って逃走するほどの動きを見せた。 20年前の幽玄真影流解散後はブラジルに渡り、クラブの経営に乗り出す。現地の女性と結婚し間に子をもうけているが、愛人を持つなど見かけによらず艶福家である。 覚吾から正式な解散を受けブラジルに戻るために成田空港直行のバスに乗り込むが、高速道路上にて再び鬼龍と対峙。鬼龍が手負いだったこともあり一撃も被弾する事なく完勝するが、幾度となく立ち上がってくる鬼龍に次第に恐怖を覚え、「もう立ち上がってくるなよ?」と言い残して逃げるようにその場を後にした。 木村大観(きむら たいかん) 死天王一の巨漢で、「犀の大観(さいのたいかん)」の別名を持つ。 幽玄真影流解散後は市役所職員となって生活をしていた。独身で結婚願望はあるものの奥手。 灘神影流を滅するため熹一をターゲットに春草・武山の協力を得て狭いトレーラーの中で喜一と対決し、その中で立体視のトリックを操り善戦するも、むしろその小細工が裏目に出て敗北する。 他の3人からは「力だけで戦えば死天王では最強」と評されているものの、本人はその巨体をコンプレックスにしており、戦略を練ろうとしてしまうため、前述の敗北に繋がった。 下村武山(しもむら ぶさん) 全身の関節を蛇のように自在に曲げることができ関節技を無効化する体型から、「大蛇の武山(おろちのぶさん)」の別名を持つ。 滞在国からの出国審査を受けてる最中、何者かによって渡された木像の土産の中に麻薬が隠されていたせいで刑務所へ送られ、死刑判決を受けて死刑囚として拘束衣をつけられたまま独房に収容されるが、全身の関節を外して脱出。 日本に帰国後、灘神影流を滅するため、熹一をターゲットにした大観の手伝いをしたが、その大観が敗れると手負いの熹一とそのまま対戦する。一度は追い詰めるも、最後は逆に自分が締められて敗北した。 菱田観山(ひしだ かんざん) 小柄な体格と俊敏な動きを持つ軽業師で、「鼬の観山(いたちのかんざん)」の別名を持つ。 幽玄真影流の秘技で自身の体重を小鳥のように軽くすることも象のように重くすることも自在だという。初登場時には、御子神銀次に殺害されそうになった金城剣史を救出した後、灘神影流を滅するために尊鷹をターゲットにし、建設途中のビル屋上で対戦、傷み分けに終わる。 覚吾から正式な幽玄の解散を受けたが、尊鷹との因縁が消えず、彼を自らの領域である洞窟の中に誘い込んで再び尊鷹に挑む。終始尊鷹を圧倒し彼を倒したかに見えたが、直前に「塊蒐拳」を受けており、相討ちとなる。その後宮沢三兄弟が入院している病院、それも同じ病室に一緒に入院する羽目になった。
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