幻竜軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 07:00 UTC 版)
「ハーメルンのバイオリン弾きの登場人物」の記事における「幻竜軍」の解説
幻竜王(ドラゴン・キング)ドラム 声:郷里大輔/梁田清之 魔界軍王No.2。2つの頭部と体三つ分もある太い巨躯を持つ粗暴な竜人で、豪腕と棍棒を武器にする。体内に30体もの竜を飼っており、両腕から竜たちを解放して戦う戦法も取る。真の姿は48本の首を持つヒドラ。 圧倒的なパワーの持ち主で自分は最強だという傲慢な態度を取っているが、力押ししか出来ないとも言える。天女のサイザーを気に入らず、よく衝突していた。ベースにも同じような態度を取っており、いずれはケストラーに気に入られ、次の大魔王になるという野心を持っていた。作中では側にギータを置く事が多く、読者からはガキ大将と腰巾着に形容されることが多い。 竜王船団を率いてスフォルツェンドへ侵攻し、クラーリィを一騎討ちで圧倒。ハーメルたちの介入による反撃で不利になっても真の姿を現して再度圧倒するが、更なる猛反撃に続く形でケストラーの力の片鱗を出したハーメルに敗れ、その後満身創痍で倒れていたのをギータにとどめを刺された。後に北の都の決戦の時、未練を残した魂としてオル・ゴールに召喚されるが、ケストラーの力を覚醒させたサイザーに倒される。 軍王No.2だが、回想シーンでは真っ先に倒されていることが多い。また、善人ではない筈なのに天使たちと一緒に三途の川の向こうでフルートを出迎えようとしたりと、死んでからも姿を現したりする(オマケに竪琴を手にしていた挙句天使の羽まで生えていた)。ギャグパートではピアノに潰されたライエルに頼まれて助け起こしていたりと親切な面も。アニメ版では2つの頭部は2つの命を持っていることの証とされる。原作同様にギータに殺され血を吸収されるが、それを逆手に取って彼の体内で生き延び、ギータが自分の力を使った際に表に出てきて、ギータを道連れにした。 スティックス 幻竜軍副官。ドラムとは反対に機敏性に優れており、ベース特製の耐魔法マントを身につけている。名前の由来はドラムスティックか電気楽器のスティックと思われる。 トロンが産まれる前にダル・セーニョ王国を滅ぼそうと攻撃を仕掛けるが、リュートとの戦いでは当初マントによって戦いを優位に運んでいたが、鳥に変化させた呪符によって動きを封じられリュートの拳を受ける。それに逆上して正体である3つ首のワイバーンの正体を表し挑むが、マントが使えなくなったらリュートの敵ではなく返り討ちにあう。せめてダル・セーニョ王夫妻を道連れにしようとしたが、攻撃のために使った呪符が魔法陣を模っており嚙嚥餓哭喰魂が発動。そのまま噛み砕かれた。
※この「幻竜軍」の解説は、「ハーメルンのバイオリン弾きの登場人物」の解説の一部です。
「幻竜軍」を含む「ハーメルンのバイオリン弾きの登場人物」の記事については、「ハーメルンのバイオリン弾きの登場人物」の概要を参照ください。
- 幻竜軍のページへのリンク