巨人逆指名までの経緯とは? わかりやすく解説

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巨人逆指名までの経緯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 14:51 UTC 版)

二岡智宏」の記事における「巨人逆指名までの経緯」の解説

1998年ドラフトでは、二岡の獲得巡って地元球団広島東洋カープのほか、阪神タイガース読売ジャイアンツ巨人)が争うこととなった広島地元出身の二岡を高校時代から評価しており、同年春の段階希望入団枠制度希望枠)による獲得目指すことを早々に公表、また希望枠による選手獲得は二岡以外には行わない姿勢見せた阪神も二岡が地元関西近畿大学在学とあって同年春に1位指名表明したものの、一時全国高等学校野球選手権大会大活躍した松坂大輔指名に傾くなど迷い見せ秋になって再度、二岡指名表明した広島スカウト宮本洋二郎は、近畿大学在学中4年間常に二岡をマークし全日本代表に選ばれた際にはオランダ・イタリアまで遠征し1998年秋の時点広島来てくれるという確かな感触掴んでいたという。球団野村謙二郎後継者として期待していたが、最終的に二岡はドラフト直前になって一気交渉進め巻き返し巨人上原浩治1位指名予定していたため、2位指名確実だった)を逆指名入団断り連絡大学関係者から広島球団入った際、諦めきれなかった宮本は「僕は二岡君本人から入団断り言葉聞いていない、それを聞くまでは下がれません」と食い下がったが、宮本が二岡本人の言葉聞くことは最後までなかった。 ドラフトから3年後2001年9月出版された『青い空を見上げて-読売ジャイアンツ二岡智宏』において、二岡の母は、二岡本人が当時自分では決められない、くじで決めたいぐらいだ」と言うほど悩んでいたこと、『広島拒否』などと身に覚えのない発言契約金巡った憶測記事にする報道対し本人それまで見たことないほど怒っていたこと、広島をひっそりと出発せざるを得なくなったことに対し、「何も悪いことをしていないのに」と複雑な気持ちだったことを明かした。 だが2012年3月15日朝日新聞朝刊にて1998年ドラフト指名際し最終的に巨人から二岡側に5億円+退団時の功労7000万円出来高3000万円が支払われていた疑惑報じられる契約では、球界定められた最高標準1億5千万円を超過する金額については複数年の分割払いとし、各年の出来高条件一部クリアした場合支払われるとされていた。巨人にとって出来高払い税務上、契約金分割払いみなされ通常の出来高払いとは違う会計処理をしていた。二岡も税務申告する際、契約金一部であることを明らかにしていた。

※この「巨人逆指名までの経緯」の解説は、「二岡智宏」の解説の一部です。
「巨人逆指名までの経緯」を含む「二岡智宏」の記事については、「二岡智宏」の概要を参照ください。

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