工事中止命令
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/19 03:30 UTC 版)
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工事中止命令
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ジャングルの奥地、全自動で進む工事に、中止命令を言い渡しにやってきた社員杉岡勉(すぎおか つとむ)の災難を描いた作品。 主人公「杉岡勉」の名は、原作者眉村卓の友人から取られた。 1966年に執筆された短編「工事中止命令」が、実際の原作である。1968年にハヤカワ・SF・シリーズの短編集『万国博がやってくる』に収録され、1974年にハヤカワJA文庫の短編集『産業士官候補生』に再録され、この短編集は1978年に角川文庫から復刊した。 小説版『迷宮物語』には、この短編版から4ヶ所が抜粋されて収録されているが、重要なシーンでも抜けている部分があり、ストーリーが断絶している。なお、「工事中止命令」部分のイラストはアニメを基にしており、原作と食い違いもある。 原作短編は、巨大企業「パイオニア・サービス会社」で非常事態対応を専門とする「無任所要員」たちの活動を描く、「無任所要員杉岡勉」ものの第1作である。ただし、この背景設定を描いた部分は、アニメにも小説版『迷宮物語』にもない。 ストーリーはほぼ原作短編どおりだが、杉岡が一号を倒すも工事中止に失敗したあとのラストが変更されている。原作短編では、杉岡は工事契約復活を知らされ、任務の裏事情をさとる。アニメでは、契約復活を知らないまま、なおも工事を腕ずくで中止させるべく奔走し、その顛末は描かれない。小説版『迷宮物語』では、ラストシーンが大幅にカットされており、一号が倒されたことがほのめかされるだけである。 舞台となるのは、原作短編では、南米のB国(ブラジルか)から数年前に独立したR国のA河(描写からアマゾン川と特定できる)だが、アニメでは国はアロワナ共和国となり、川の名前も架空である。小説版『迷宮物語』では、改行や空白以外の内容の修正はほとんどない中で、国がR国からB国に変更されている。 スタッフ 監督、脚本、キャラクターデザイン:大友克洋 作画監督:なかむらたかし 原画:森本晃司、なかむらたかし、大友克洋、桜井邦彦 美術監督:椋尾篁 キャスト 杉岡勉:水島裕 ロボット444ノ1号:大竹宏(原作では「四四四‐一号」) 丸山部長:家弓家正 八奈見乗児 屋良有作 田中和実
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