岡山地区への転用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 12:08 UTC 版)
「国鉄117系電車」の記事における「岡山地区への転用」の解説
1992年に0番台4両編成6本(24両)が岡山電車区に転用され、快速「サンライナー」などで使用開始した。転用に際して、吹田工場で外部塗色を白に赤のグラデーションに塗り替え、トイレ(1号車)の汚物処理装置を循環式からカセット式に交換している。これらは1999年に後藤総合車両所でワンマン運転対応改造を施工されたが、車内で運賃を収受しないことから運賃箱などは設置されていない。転用車は次のとおり。 編成番号クハ117モハ117モハ116クハ116備考E019 18 18 9 2015年9月14日廃車 E0211 22 22 11 2015年9月9日廃車 E0313 26 26 13 2015年10月13日廃車 E0415 30 30 15 E0517 34 34 17 E0619 38 38 19 E07101 101 101 101 2015年8月12日転入 E08102 103 103 102 2015年8月30日転入 E09103 105 105 103 2015年10月2日転入 100番台4両編成3本(12両)を宮原総合運転所から借入し、E11 - E13編成として岡山地区でのローカル運用を中心に米子地区での多客輸送臨時列車としても運用した。しかし100番台に装備されていたトイレの循環式汚物処理装置の抜き取り設備が岡山電車区にはなく、設備のある後藤総合車両所を拠点とする米子地区での運用時以外はトイレ使用停止状態で使用したため運用上の制約を生み、2005年10月までに下関車両管理室(現・下関総合車両所)へ転用した。2010年2月8日に網干総合車両所に検査入場していたE05編成が濃黄色の瀬戸内地区地域統一色に塗り替えられて以降、順次塗装変更を行っていたが2016年7月のE04編成への施工をもってサンライナー色は消滅となった。 2015年に下関総合車両所運用検修センターから100番台4両編成3本(12両)が転入し、0番台4両編成3本(12両)を廃車とした。転入に際しては、汚物処理装置のカセット式への換装とE08・E09編成の濃黄色への塗り替えが行われた。 訪日観光客の増加に伴い、2016年7月から、前面のサンライナー幕の使用を取り止め、英語も併記されている種別のみの幕へと変更された。 同年10月19日から2017年9月まで、E05編成が地元のサッカークラブ・ファジアーノ岡山FCのラッピングを施した「ファジアーノ岡山ラッピングトレイン」として運行された。 2022年3月12日のダイヤ改正をもって快速サンライナーが廃止となったため、同種別としての運用を終了した 。
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