山村千鳥一座の人々
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山村千鳥(やまむら ちどり) 演 - 若村麻由美 京都の劇団「山村千鳥一座」の女座長。千代の最初の師匠となる。 癇癪持ちで気難しく頑固な性格だが、芝居に対して情熱的で、陰で毎日数時間に渡り自身に厳しく稽古をしている。 政治家の妾の子として生まれ、幼少期から様々な習い事をしてきた。人並みに結婚するが夫と義母から義父の介護要員としか扱われず、更に夫が愛人を家に招き入れるようになり離縁した。 千代と出会う4、5年前までは東京で女優活動をしており、活動写真にも出演していた。役者志望の女性らを受け入れて一座を立ち上げ、常打ち出来るまでに導いてきた。 座員のオーディションを受験した千代を、当初は身辺のお世話係に採用する。自身を見下してきた人々を見返したい一念で芝居に取り組んで来たが、経験浅い千代の舞台が観客の心を捉えたことや、辛い過去に囚われず笑顔で過ごす千代を見て考えが変わる。冒険したくなったとの理由で一座を解散。千代に鶴亀撮影所への紹介状を書く他、座員全員の受入先も斡旋する。 エキサイトニュースにて本作のレビューを連載しているライターの木俣冬やYahoo!ニュースで本作を解説するメディア文化評論家の碓井広義は、モデルは浪花千栄子の最初の師匠にあたる女優の村田栄子と述べている。 薮内清子(やぶうち きよこ) 演 - 映美くらら 座員。千鳥とは10年来の付き合い。千鳥の性格や指導に不満を持ちつつも、真の彼女を理解して慕っている。 客入りの悪さから公演打切りの危機となり、打開策として漫画を原作にした新たな試みの台本「正チャンの冒険」を書き上げる。当初千鳥に一蹴されるも、厳しい現実を突きつけられた千鳥から上演を許可される。同舞台で主役を演じる予定だったが、本番前日の怪我により、千代を代役に指名する。 シゲ 演 - 西村亜矢子 座員。 美鈴 演 - 鳩川七海 座員。 艶子 演 - 實川加賀美 座員。
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