展示とワークショップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 05:56 UTC 版)
「琴引浜鳴き砂文化館」の記事における「展示とワークショップ」の解説
鳴き砂体験コーナー(1階) - 鳴き砂を体験することができる。 世界・日本の鳴き砂コーナー(2階) - 世界各地・日本各地の鳴き砂があるビーチについて紹介している。 漂着物コーナー(2階) - 世界各地から琴引浜への漂着物を展示している。 集会室(1階) - 40人収容であり集会や会議、ワークショップに活用される。 ラウンジ(2階) - 日本海を望むことができる。 1階では鳴き砂体験コーナーとワークショップ、2階では世界や日本の鳴き砂を展示している。 1階の主な展示物は、ガマガエルの鳴き声のように聴こえることから「カエルのゆりかご」と呼ばれる、水中でも鳴く砂の実験装置が入り口に設置されている。一般的に鳴き砂は乾いていないと鳴かないが、石英の純度が100%に近いオーストラリアのフラタリー(英語版)海岸などでは水中においても砂が鳴く。なお日本の海岸の鳴き砂は自然のままでは鳴くことがない。ほかにも鳴き砂が汚れると鳴かない現象の体験、容器の大きさで8音階に音が変わるドミソの鳴き砂の体験のコーナー、微小貝の観察コーナーがある。鳴き砂は汚れると鳴かなくなるが、海に戻して自然の力で洗われると石英が主な砂は磨かれ、鳴き砂へと変わり再び鳴くようになる。 ワークショップは、2007年(平成19年)春からスタッフの発案で開始された。琴引浜の貝殻や小石やビーチグラスを使った万華鏡や文鎮、貝殻ペンダント、写真フレームなどを手作りして持ち帰ることができ、人気を博している。 2階の主な展示物は、国際自然保護連合の絶滅危惧種指定のウミガメ・オサガメの剥製、世界と日本各地の鳴き砂紹介のパネル、琴引浜に漂着した医療廃棄物、漁業関係品、世界各地の使い捨てライター、ナホトカ号重油災害記録パネル、マイクロプラスチックなどの廃棄物紹介パネルがある。世界の鳴き砂のコーナーでは、クフ王のピラミッドから出てきた鳴き砂も展示されている。調査では、琴引浜の鳴き砂に似ているとされている。琴引浜の漂着物は、日本海に運び込まれた物が北西の季節風に押され海岸に打ち上げられる。そのため琴引浜ならではのさまざまな漂着物が紹介されている。 1階にある体験コーナー 1階の展示 1階「カエルのゆりかご」 1階「ブーミングサンド」 2階の展示 2階の展示ウミガメ
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