小アジア遠征とは? わかりやすく解説

小アジア遠征

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/10 06:06 UTC 版)

ザブダス」の記事における「小アジア遠征」の解説

271年パルミラ将軍セプティミウス・ザッバイが小アジア遠征に出たザブダスは、その年の春からこの遠征合流したパルミラ軍はガラティア併合しゾシムス記述によればアンキュラにまで達した一方でビテュニアキュジコス造幣局ローマ帝国の支配下にとどまりカルケドン攻撃失敗終わった。小アジア遠征に関する記録乏しいが、少なくともその西側地域ゼノビア征服免れたのは事実である。 271年8月ザブダスパルミラ帰還したこの頃が、パルミラ帝国頂点であった

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小アジア遠征

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 00:48 UTC 版)

デルキュリダス」の記事における「小アジア遠征」の解説

カリア・サルディスの太守ティッサフェルネスイオニアの諸ポリス服属要求したのに対しギリシア覇権国であるスパルタ小アジアギリシア人保護名目紀元前400年開始した小アジア戦役において、デルキュリダスティブロン[要曖昧さ回避]の後任として小アジアに軍と共に送られティッサフェルネスファルナバゾスといった小アジア太守たちとの戦い着手した紀元前399年)。敵の各個撃破狙ったデルキュリダスひとまずティッサフェルネス手を打ちファルナバゾスと戦うことを決めたファルナバゾスティッサフェルネスとは不仲であったため、ファルナバゾス困ってティッサフェルネス助けが入る可能性低く、またファルナバゾスデルキュリダス因縁の敵でもあった。ファルナバゾス治めアイオリスへと進軍したデルキュリダス一日ラリサ、ハマクシトス、コロナイ等の沿岸ポリス落とし、ネアンドリア、イリオン、コキュリオンを味方引き入れ続いて彼は自身に従わなかったケブレン包囲して降伏させ、そしてスケプシスとゲルギスを降伏させるといった破竹快進撃をした。このように8日9つポリス落としたデルキュリダスは、冬が近づいてきたために一まずファルナバゾス休戦しビテュニア越冬した。この時、トラキアオドリュサイの王セウテスより歩兵300騎兵200援軍が来た。 翌紀元前398年の春、デルキュリダスはランプサコスへと向い同地翌年も軍の指揮執るようにと本国からの視察から命を受けた続いてケルソネソス人々要請受けた彼はヨーロッパ渡ってトラキア人追い払いトラキア人荒らされケルソネソスの諸ポリス再建して長城築きケルソネソスからトラキア人締め出した。再び小アジアへと戻った彼はアタルネウスを拠点略奪を働くキオス亡命者討伐し、アタルネウスを食料基地とした。次いで、彼はエフェソス次いでカリアへと向った。 一方デルキュリダス快進撃目の当たりにしたティッサフェルネスファルナバゾスは対デルキュリダス手を結びイオニアへと軍を進めた。彼らはデルキュリダスの軍と対陣するも、ギリシア軍へのかつての苦戦クナクサの戦い)を思い出したティッサフェルネス戦わずして和を求めたその結果小アジアギリシア人ポリス独立ペルシア王が承認する代わりにデルキュリダスと他のスパルタ人ハルモステスは小アジアから去ることが決定された。

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