将棋人口の概要
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『レジャー白書』(財団法人社会経済生産性本部)によると、1年に1回以上将棋を指すいわゆる「将棋人口」は、1985年度の1,680万人から、2005年度840万人、2013年670万人と変化していた。 上記の期間に、将棋が一般メディアに取り上げられたことは何度かある。代表的なものでは、羽生善治の七冠達成(1996年)、将棋を題材としたNHK朝の連続テレビ小説『ふたりっ子』の放送(1996年)、中原誠と林葉直子の不倫報道(1998年)、瀬川晶司のプロ編入試験(2005年)、名人戦の移管問題(2006年)、コンピューター将棋ソフトBonanzaの躍進(2006年)、羽生善治の最年少で1000勝(2007年)、将棋電王戦(2012年)、今泉健司のプロ編入試験(2014年)、将棋ソフト不正使用疑惑(2016年)などである。 また、1996年ごろからJava将棋やザ・グレート将棋など、盤駒を利用しなくともインターネットを通じて対局ができるインターネット将棋が普及。現在は、1998年に運営を開始しアカウント延べ数20万人の将棋倶楽部24や、将棋ウォーズ、近代将棋道場、Yahoo!ゲームの将棋などインターネット対局が主流になり、将棋センターは次々閉鎖されてきた。2010年に英語が公用語の対局サイトである81Dojoが開設され、2012年7月時点で登録者数は8,000人を超えていた。 その後藤井聡太の史上最年少デビューと無敗のままでの歴代連勝記録更新(2016年 - 2017年)により、藤井の連勝継続中は毎日のように一般メディアが取り上げ、関連グッズが飛ぶように売れ、各地の将棋教室が活況となるなど、2017年度の将棋界は大いに湧いた。さらに羽生善治の永世七冠達成(2017年)と国民栄誉賞授与(2018年)と明るい話題が続いた。 「レジャー白書2020」の推計によると最新の将棋人口は620万人である。
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