将棋・囲碁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 01:20 UTC 版)
「東日本大震災のイベント等への影響」の記事における「将棋・囲碁」の解説
プロ将棋界では、地震発生当日に将棋会館(東京都渋谷区千駄ヶ谷)で順位戦B級1組リーグの最終局が行われ、その中には、「勝った方が初のA級昇級」という珍しい直接対決があった(屋敷伸之九段対松尾歩七段)。本震の後、一同が将棋会館の外に一時避難したが、18:00に対局を再開し、余震が続く中での勝負が行われた。結果は屋敷(20年前に18歳で最年少タイトル記録を樹立)の勝ち。 その一方、半年毎に四段(プロ)昇格者2名を決める新進棋士奨励会(奨励会)の三段リーグの最終戦は、3月12日から3月23日に延期された。 また、NHK教育テレビで毎年準決勝と決勝が放送されることで知られる小学生将棋名人戦(過去の優勝者に羽生善治、渡辺明ら)の東日本大会は、3月20日・21日に行われる予定であったが、これは約4か月後の7月17日・18日に延期された。 プロ囲碁界では、地震発生当日に日本棋院会館(東京都千代田区)で、謝依旻の女流タイトル通算11期の新記録がかかるシリーズ(第23期女流名人戦三番勝負・謝女流名人対向井千瑛四段)の第2局が行われていたが、屋外に避難後、打ちかけとして3月15日に対局再開することが決まり、1日制の対局では異例の封じ手が行われた。そして、対局再開日は3月15日から3月23日に再延期された。なお、謝はこの第2局と次の第3局を連勝する逆転で、記録を達成している。
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