寺宝 ・文化財
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「妙顕寺 (戸田市)」の記事における「寺宝 ・文化財」の解説
子安曼荼羅本尊縦92.7×横49.1。隅田父子が身延山で出家した際に、日徳(時光)が日蓮より授与されたとされる御本尊。埼玉県指定有形文化財。 建治大本尊縦129.7×横56.1。「建治元年十月」の銘がある。 日向記(御講聞書)日蓮が説く法華経の要点を弟子日向が筆録したとされるもの。子安本尊など日蓮の墨跡と一括して埼玉県指定有形文化財。 木造釈迦如来立像慶派の作と伝わる。 木造日蓮上人坐像本堂正面の宮殿内に安置されており、巨像である。度々、江戸市中にて出開帳した記録が残されている。 木造鬼子母神立像子どもを抱き宝冠を付けた姿は一見すると天女形であるが、形相が天女形から鬼形に変容する過程にあるものと思われる。 木造赤子大明神立像元々妙顕寺の裏手に祀られていたが、明治初年の神仏分離令に先立って本堂に遷座されたとされる。 木造仁王尊立像山門に安置されている。 銅造妙見菩薩坐像背面に刻まれた銘から、元禄10年12月15日に紀伊徳川家家老の水野重孟により寄進されたことが確認できる。 木造毘沙門天立像 木造舎利塔及び四天王立像 妙顕寺縁起絵馬上記縁起の各場面を一枚の絵馬に描いている。 日蓮上人法論絵馬真言僧善智法印が念力により宙に浮かせた岩を、日蓮が法華経の法力により下ろせなくした法論伝承の場面を描いている。 子供遊び絵馬縁起に因み、子供の健やかな成長を願って、子供達が色々な遊びに興じている様子を描いている。 三十六歌仙絵額水野重孟により寄進され、戸田市内最古の絵馬とされる。戸田市指定有形文化財(戸田市立郷土博物館所蔵)。 慶長の板碑戸田市内最新とされる板碑である。戸田市指定有形文化財。 そのほか多数の寺宝・文化財を有する。 平成27年夏には、客殿南側に宝蔵が落成した。以後は定期的に展示替えを行いつつ、所蔵する寺宝・文化財を順次公開する予定である。殊に、同寺において重要視されている「日蓮上人真筆本尊」並びに「日向記」(いずれも上記参照)に関しては、開山を記念する9月3日に限り公開される。
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