宮尾益英とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 宮尾益英の意味・解説 

宮尾益英

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/01 09:00 UTC 版)

宮尾 益英(みやお ますひで、1921年大正10年)11月28日 - 1994年平成6年)5月29日)は、日本小児科医小児科学者。医学博士東京大学・1953年)。徳島大学名誉教授、杏林大学名誉教授。


注釈

  1. ^ 3年間、漫画家の高橋留美子の父の高橋光雄と同級生。
  2. ^ 1942年昭和17年)4月に入学。
  3. ^ 1986年(昭和61年)4月に退任[5]
  4. ^ 宮尾正雄が太平洋戦争1941年(昭和16年)6月に召集され飛行第5戦隊軍医として柏飛行場にいたところ、7月末に満州に派遣される前に、義弟の宮尾益英とその新潟高等学校の後輩で千葉県東葛飾郡福田村出身の新村秀雄(新村勝雄の弟)が訪ねてきた[17]
  5. ^ 宮尾正雄が満州の温春飛行場にいたところ、1941年(昭和16年)9月22日に、長男が生まれたとの電報が届いた。宮尾家では男子の名前に「益」の一字が付くことになっていて、戦争中なので出征の「征」と組み合わせて、「益征(ますゆき)」と名付けた[18]
  6. ^ 宮尾正雄は軍医のため、インパール作戦において食糧節約のため自給自足の命令により食べることができる植物の判断を任せられたのだが、植物学者ではないので分からなかった。代わりに新潟県中蒲原郡新津町の山持ち農家出身の衛生兵長が判定してくれた[19]
  7. ^ 宮尾正雄は1944年(昭和19年)5月初旬に第5飛行師団軍医部勤務命令によりインパール作戦から離脱してラングーンに帰還[20]。終戦後、広島県大竹港の兵舎で階級章を返還[21]。最終階級は陸軍軍医中尉新潟駅で家族と義兄の宮尾益一郎に迎えられた[22]

出典

  1. ^ a b 現代 物故者事典 1994〜1996』545頁。『新潟県 人物・人材情報リスト 2021 第1巻』577頁。
  2. ^ a b 日本近現代 医学人名事典 1868-2011』596頁。
  3. ^ 東大小児科同窓生 - 東京大学医学部小児科学教室
  4. ^ 日本近現代 医学人名事典 1868-2011』597頁。
  5. ^ 歴代医学部長 - 徳島大学医学部・大学院
  6. ^ 院長ご挨拶 | 宮尾クリニック|千葉県柏市
  7. ^ 宮尾 晃代 院長の独自取材記事(宮尾クリニック)|ドクターズ・ファイル
  8. ^ a b 新潟日報』1994年5月30日付朝刊、23面。
  9. ^ 哲学・科学史論叢』第17号、89-91頁。
  10. ^ 館長対談シリーズ「共に創る図書館」(7) (PDF)徳島大学附属図書館報 メールマガジン「すだち」No.142)
  11. ^ 心が輝いたあの日 「忘れていた手紙」 | NHKクロニクル | NHKアーカイブス
  12. ^ 放送教育』第42巻第5号、44-45頁。『ヒューマン ドキュメント 心が輝いたあの日』104-110頁。
  13. ^ 中学生の道徳 かけがえのない きみだから 3年』102-105頁。『中学道徳 心つないで 3』92-95頁。
  14. ^ 中学校第3学年道徳学習指導案(資料名「忘れていた手紙」) (PDF) - 埼玉県立総合教育センター
  15. ^ 「叙位・叙勲」『官報』第1431号、9-10頁、大蔵省印刷局、1994年6月30日。
  16. ^ 概要と沿革 - 整形外科 猫山宮尾病院(膝関節・股関節外科)
  17. ^ ある飛行隊軍医の物語』5頁。原文では新村秀雄は宮尾益英の同級生。
  18. ^ ある飛行隊軍医の物語』8頁。
  19. ^ ある飛行隊軍医の物語』86頁。
  20. ^ ある飛行隊軍医の物語』89頁。
  21. ^ ある飛行隊軍医の物語』161頁。
  22. ^ ある飛行隊軍医の物語』162-163頁。


「宮尾益英」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「宮尾益英」の関連用語

宮尾益英のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



宮尾益英のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの宮尾益英 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS