定義・概要・基準標とは? わかりやすく解説

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定義・概要・基準標

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/31 08:33 UTC 版)

大阪湾最低潮位」の記事における「定義・概要・基準標」の解説

1874年明治7年)に大阪港天保山)の最低潮位をO.P.±0.0mと定義した1963年以降は、東京湾平均海面(T.P.)とは、O.P. ± 0.0000m = T.P. - 1.3000mの関係がある。すなわちO.P.の基準面は、T.P.の基準面より1.3000mだけ低い。例えば、O.P.4.3m を換算すると、T.P.3.0m となる。 なお、T.P.は平均海面からの高さであるのに対して、O.P.は最低潮位からの高さであるので、大阪湾平均海面東京湾平均海面比べて1.3mだけ低いわけではないことに注意すべきである潮位は、本来は満潮干潮の間の平均海面基準面とし、海抜ゼロメートルとして標高基準としているが、実際に潮位を表す場合潮位が負の値とならないよう干潮時(最低潮位)を原点としている。 港湾河川管理する時の基準となる。とくに洪水高潮想定した防波堤堤防整備などの防災計画推進するうえでの基準として用いられている。 1886年明治19年天保山にあった砲台跡地基準標を初め設けた当時基準値は「O.P.+2.045m」と定めていた。その後淀川改修工事一環として1907年明治40年毛馬洗堰閘門完成したのを機に数カ所あった基準標のうちの一つ恒久的な基準となる場所として1935年昭和10年毛馬洗堰下流右岸岸壁最下端の隅笠石にある釘打頂点に「毛馬基標」を設けたその時基準値を「O.P.15.50、4.697m」と定め1966年昭和41年)に茨木市大字福井にある国土地理院基準水準点「基21」に移すまで使用された(またこの「毛馬基標」は国土地理院基準水準点111号にも指定されていた)。 基準水準点「基21」に移動され理由は、1946年昭和21年12月21日起きた南海地震地盤沈下などでこの「毛馬基標」の基準値維持出来なくなったため、前述の O.P. = T.P. + 1.3000m を定義するためにこの基準値を、移転先の「基21」の標石下65.4235mをO.P.±0.0mと定めてこれを新たな基準としたからである。 現在保存されている旧毛馬閘門のほとりに同じく記念保存された「毛馬基標」の盤面明治40年当時基準値BM O.P.15.50、4.697m」(BMとは水準点、15.50とは当時日本使われていた尺貫法の尺である)と刻まれている

※この「定義・概要・基準標」の解説は、「大阪湾最低潮位」の解説の一部です。
「定義・概要・基準標」を含む「大阪湾最低潮位」の記事については、「大阪湾最低潮位」の概要を参照ください。

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