安全に関する取り組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 13:54 UTC 版)
「トロント交通局」の記事における「安全に関する取り組み」の解説
DWA 全ての地下鉄の駅のホームには、DWA(Designated Waiting Areas)という場所が用意されていて、そこにいると、確実に防犯カメラの視界内にいることができる。また、この一角は安全の為に、照明が少し強くしてあり、更に係員呼出し用インターホン、公衆電話やベンチなどが設置してある。 リクエストストップ・プログラム 21:00 - 5:00の間は、バスに一人で乗る場合、運転手に降りたい場所を告げると、停留所以外の場所でも下ろしてくれるRequest Stopというサービスがある。これは1991年に大量強姦殺人事件が発生したために設けられた。当初は女性のみが対象だったが、2011年10月13日に世論からの要望や、ついにはLGBTQ権利団体のQueer Ontarioからの要請により、必要であれば全ての乗客がリクエストストッププログラムを使えることになった。(深夜以降はバスの路線はBlue Night Networkという特別な路線に変わるため、すべてのバス路線が24時間営業しているわけではない。) Passenger Assistance Alarm 車内の窓枠のところにある、黄色い帯になっている場所を押すと、非常ベルを鳴らすことができる。火災の時、急病人が出た時、痴漢に遭った時などに押すことができる。押すと電車は緊急停止し、他の列車に遅れなどの影響を与える。そのため、事態が緊急でない場合は使用せず、駅員に伝えるようにアナウンスされている。1977年から設置されている。 ラッシュアワーにおける安全対策 朝と夕のラッシュアワーには、主要な駅に救急車を待機させ、万一急病人が出たときに迅速に対応できるようにしている。これはラッシュアワーにおいて遅れを最小限に留めるための対策でもある。 緊急停電システム 青いランプで場所が示されており、ホームの両端に設置されている電話で司令室の専用番号(3555)をダイアルすることにより、駅と線路の電気を遮断させる。 緊急停車システム (PGEV - Passenger/Guard Emergency Valve) 緊急時(開扉のまま、手荷物が挟まったまま発車したり、脱線などの深刻な緊急事態の際に列車を止めるためのレバー。全てのラピッド・トランジットの路線に設置されている。 約12,000台の監視カメラが駅、車内(バス・路面電車含む)に設置してある。 地下鉄アラート 犯罪と犯罪者情報についてOneStop画面で利用者に伝える。広告画面に安全性を高めるためのお知らせが流れることもある。 交通局警備隊
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