安倍の童子小虵をたすけ并竜宮に行て秘符を得たる事とは? わかりやすく解説

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安倍の童子小虵をたすけ并竜宮に行て秘符を得たる事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 22:44 UTC 版)

安倍晴明物語」の記事における「安倍の童子小虵をたすけ并竜宮に行て秘符を得たる事」の解説

(『簠簋抄』が原典。『浦島太郎』に代表される竜宮伝説」の主人公晴明置き換えたもの) 安倍童子住吉大社詣でた際、子供たち集まって小さなへび(虵)を捕まえて殺そうとしているのに出会う童子はへびを不憫に思い、これを買い取り、「人の多いところへ出るな」と諭し草むら放してやった。童子安倍野へ帰ろうとすると、突然美しい女性が現れ自分竜宮の乙姫であり、先ほど殺されそうになったところを助けてもらった恩返し竜宮招待すると言う童子はこの誘い受けた。 わずか1町(約1km)ほど歩くと大門到着し、そこを入ると宮殿楼閣がそびえ立ち、庭には金銀の砂が敷かれ、垣には玳瑁たいまい)が飾ってある。さらに奥へ進むと宮殿楼閣四方に、それぞれ四季春・夏・秋・冬)の景色広がっている。宮殿楼閣七宝装飾され荘厳美しいことこの上ない乙姫誘われ豪華な内装しつらえた宮殿上がると、高貴な装い男女待っていた。この貴人たちは童子招き寄せ、「我が娘の命を助けてくれた御恩報じます」と言うやいなや美しい女性が2、30人、手に仙郷珍味捧げもってこれを並べ宴席設けられた。宴が終わると、竜王は金の箱を取り出し、「これは竜王秘符である。天地日月人間世界すべての事がわかるようになる。名を揚げ人々助けよ」と告げて童子渡した。さらに七宝の箱から一青丸を取り出し童子目と耳入れた乙姫伴われ童子竜宮辞去すると、1町も行かないうちに安倍野に出た。家に帰りついて、人の顔かたちを見ると、その人過去・未来が心に浮かんでくる。さらに鳴き声聞くと、その意味手に取るようにわかる。最初は訝しんだが、その原因竜宮にあることに思い当たった童子は家に籠もって、父の安名吉備公から譲られた『簠簋内伝』を取り出し3年の間学んだ。さらに竜宮秘符修得励みついには悟り開き世の中あらゆる事象知らぬことはなくなった。

※この「安倍の童子小虵をたすけ并竜宮に行て秘符を得たる事」の解説は、「安倍晴明物語」の解説の一部です。
「安倍の童子小虵をたすけ并竜宮に行て秘符を得たる事」を含む「安倍晴明物語」の記事については、「安倍晴明物語」の概要を参照ください。

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