宇宙船銀河超特急
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:50 UTC 版)
「ドラえもん のび太と銀河超特急」の記事における「宇宙船銀河超特急」の解説
蒸気機関車型の宇宙船。先頭の機関車両が動力を担い、客車両を牽引する。機関車は動輪2軸(0-4-0)のタンク式。客車は全長12メートル前後で、片面1つのドアと2軸ボギー台車を持つ。連結器は柴田式。外見は客車8両(原作では9両)だが、空間を圧縮しており実編成は120両。58号車は全面ガラス張りの展望車で、ワープ状態で景色が見られない間はバーチャル映像が上映される。 銀河超特急を運行している天の川鉄道の定期列車は2111年9月3日 をもって廃線となった。理由は「どこでもドアに太刀打ちできなかった」から(原作『天の川鉄道の夜』より)。そのため、その後は時々銀河超特急のような観光用列車のみが運行されている。速達性を売りにした交通機関ではないため、速度はさほど速くはない。屋根に信号弾を発射できる大砲を備えるが、あくまでイベント用で武装は皆無。 塗装は、機関車が赤一色に星型のヘッドマーク、客車が上オレンジ(黄かん色)、下緑(緑2号)の湘南色で、客車にはレトロ風に木目調のプリントが施されている。また、客車の屋根には角型の通風機が並び、8号車には後方監視窓と尾灯が設置されている。 内部は個室が主体となる。のび太たちが乗車した7号車は1人用が5室あり、ベッドや風呂のほかテレビなども完備。食事はルームサービスで、これとは別に宇宙服を兼ねた栄養ドリンク(原作ではカプセル剤「宇宙カプセル」)も出される。また、個室とは別にミーティングルームもある。客車はハテノハテ星雲到着後に切り離され、個別にロッジとして使われる。 長旅でも退屈しないよう、机の引き出しには立体ゲームが設置されている。壁を透明にすると宇宙の景色も楽しめる。他にサプライズとして窓に各アトラクションに登場する忍者や恐竜などが映ったりする。また、どこでもドアで一時的に自分の星に戻る人も多いが、イベント時には予告無しに超空間が閉鎖され使用不能になるため、初参加者を困惑させることもしばしば。
※この「宇宙船銀河超特急」の解説は、「ドラえもん のび太と銀河超特急」の解説の一部です。
「宇宙船銀河超特急」を含む「ドラえもん のび太と銀河超特急」の記事については、「ドラえもん のび太と銀河超特急」の概要を参照ください。
- 宇宙船銀河超特急のページへのリンク