宇宙斬鉄怪獣 ディノゾール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 08:18 UTC 版)
「ウルトラマンメビウスの登場怪獣」の記事における「宇宙斬鉄怪獣 ディノゾール」の解説
第1話「運命の出逢い」、第4話「傷だらけの絆」、第5話「逆転のシュート」、第11話「母の奇跡」に登場。 25年間も怪獣が現れなかった地球に高次元捕食体ボガールに引き寄せられて突如飛来する。メタリックブルーの強固な「外骨格」に覆われた体は地球の兵器による攻撃を一切寄せ付けない。本来は宇宙空間で少ない水素分子を集めるために使う鋭い鞭状の舌(断層スクープテイザー)を、目に見えないほどの速さで振り回してあらゆる物体を瞬時に切断する。舌の総延長は1万メートルだが、直径は1オングストロームという異常な細さで、視認は非常に困難。外殻部の背部や体側から連続して打ち出される爆発力の高い流体焼夷弾(融合ハイドロプロパルサー)を大量に発射。2本の長い尻尾を自在に動かし、敵を締め付けることも可能。宇宙空間のみならず、大気圏内の飛行能力にも優れている。迎撃した対怪獣防衛チーム「旧CREW GUYS」を全滅させた上、街を破壊し尽くすが、メビウスのメビュームシュートを頭部に受けて倒される。 第4話ではホログラムとして登場。マケットミクラスの性能テストのトレーニング相手役となる。 第5話ではボガールに別個体が呼び寄せられるが、地球に到着する前にハンターナイトツルギのナイトシュートで倒される。 渡りを行う習性があり、第11話では第1話に登場したディノゾールの経路を追って大群が地球に向かってくる。GUYSスペーシーが配備した宇宙機雷ライトンR30マインで地球に侵入しようとしたほとんどの個体が倒され、残った群れは進行方向を変えられる。機雷群を抜けて地球に降り立った1匹は、ガンウィンガーから放たれたスペシウム弾頭弾で頭部を破壊されて倒されるが、体の極性を反転させディノゾールリバースになり蘇る。 スーツアクター:西村郎 第5話でハンターナイトツルギに倒される個体は媒体によっては「ディノゾールII」と表記されている。 最後に怪獣が出現してからディノゾールが出現するまで25年と2週間という設定は、『ウルトラマン80』最終話放送日(1981年3月25日)から『ウルトラマンメビウス』第1話放送日(2006年4月8日)までの期間に由来している。 デザイン:酉澤安施。元々は『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』のサンドロスの没デザインで、これ以前に『ウルトラマンマックス』第22話に登場した魔デウスの候補デザイン(同話に謎の女が作る粘土像としても登場)にも流用されていた。『マックス』第22話監督の実相寺昭雄から「日の目を見て欲しい」と評されており、酉澤は実相寺への恩返しも込めて第1話の怪獣として再デザインした。 鳴き声はゴジラシリーズの怪獣ガイガンの鳴き声を加工したもの。特技監督の原口智生は設定から金属音を発する怪獣と想起してこの鳴き声を選んだ。 第1話ではメビウスとほとんど絡まなかったため、第2話で再生して再登場する予定であったが、監督の岡﨑の要望から第1話にウルトラの父が登場し、第2話では人気怪獣を登場させるというものから急遽グドンに変更された。
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