学者、コンピュータ関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 15:49 UTC 版)
「苫米地英人」の記事における「学者、コンピュータ関連」の解説
プログラム言語であるLISP言語の論文を、いくつか発表していた時期がある。イェール大学大学院では、オブジェクト指向プログラミング言語のTにより、超並列処理システム、人工知能システムなどを構築している。カーネギーメロン大学計算機科学部に移籍後は、専門の人工知能、自然言語処理の研究に不可欠な LISP プログラミングを、Common Lisp の生みの親、スコット・ファールマン(英語版)の下で学び、この縁からファールマンがジャストシステムピッツバーグ研究所所長に、苫米地が取締役に就任した。帰国後も Common Lisp の研究を続け、通産省の援助で Common Lisp で記述されたHTTPサーバである、Lispache(リスパッチ)などを発表している。また、Common Lisp における動的オブジェクト指向モデルの CLOS の普及にも尽力している。 P2P技術開発をP2P技術の創成期から進めており総務省予算の政府予算開発などを通して、P2P技術の普及を呼び掛けている。P2P訴訟の初期の例として有名ないわゆるファイルローグ事件の裁判では「日本の健全な発展のためにP2Pを禁止すべきではない」と、東京地裁に意見書を提出している。また、1990年代半ばから2000年代初頭にかけて通産省予算などの複数の政府予算ソフトウェア技術開発を行ったり米Apple社からことえりの開発を受託したりしている。 近年、米国パートナーと独自開発したとする完全独自コーデックによるP2P型次世代動画配信システムKeyHoleTVは、2007年の参議院議員選挙で大勝した民主党に利用された。開発元のコグニティブリサーチラボでは政党、思想を問わず技術をライセンスするとしている。また、地上デジタル放送難視聴問題解決技術の実証として、2007年5月24日から7月28日まで行われた在京キー局のアナログ電波区域外再放送の実験にも用いられた。 その他、LISPやP2P、自然言語処理、計算機科学、ニューラルネットワーク、計算言語学などに関する論文をカーネギーメロン大学、徳島大学、ATR(国際電気通信基礎技術研究所)、コグニティブリサーチなどの所属として過去に出している。
※この「学者、コンピュータ関連」の解説は、「苫米地英人」の解説の一部です。
「学者、コンピュータ関連」を含む「苫米地英人」の記事については、「苫米地英人」の概要を参照ください。
- 学者、コンピュータ関連のページへのリンク