女優デビューのきっかけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 19:43 UTC 版)
「日活ロマンポルノ」の記事における「女優デビューのきっかけ」の解説
最初にスターとなった白川和子、宮下順子や、後のスターとなった東てる美、原悦子、美保純などはピンク映画で人気を得てから引き抜かれて出演するようになった。 また、1980年代中期には、家庭用VHSビデオデッキの普及により、アダルトビデオが爆発的に売れ出し、それまでビニール本で活躍していた人気モデルがAV、ピンク映画出演を経て出演する事もあった(滝川真子、滝優子ほか)。 ロマンポルノ末期に組織されたおニャン子クラブを意識したロマン子クラブは文字通り、アダルトビデオでデビューし、そこで人気を得たアイドル女優たちのユニットで三本製作された。 絵沢萌子、伊佐山ひろ子、風祭ゆき、岡本麗は新劇、亜湖はアングラ劇団、川村真樹と朝比奈順子は宝塚歌劇団などで、それぞれ本格的に演劇を学んで舞台に立ってから、一般女優として活躍した後、スカウトされデビューした。 片桐夕子は日活俳優養成所出身だが、一般映画とポルノの過渡期にデビューしている。また、その出演期間中に製作された児童映画や一般作品にも数多く助演している。 いわゆる企画物、記念映画に主演した新藤恵美、高田美和、黛ジュン、天地真理、大信田礼子、畑中葉子の様に、かつては実績のある人気スターだったが、人気が落ちた話題作りのために出演する場合。関根恵子は復帰時期の作品の一つとして、ロマンポルノを選んだ 西脇美智子はボディービルダーとして人気者になったがタレントへ転身してから伸び悩み3回目の出演交渉で承諾した。 他にスカウトでグラビアアイドルとしてデビューしたが売れず、芸能事務所の売り込みやスタッフ推薦などの関係者紹介でスカウトされた女優候補者は、演技未経験者だった場合、日活俳優養成所でレッスンを受けて出演できるレベルになってから、デビューを果たすことが多かった。 既にグラビアや表現者たちのクチコミで人気を獲得していたヌードモデルもいた。 日活が複数回主催した『日活ロマンポルノ新人女優コンテスト』で入賞してデビューした麻吹淳子の例があるが、優勝者は中々成果も出せず、主演作や二作目の出演のみで引退する事が多かった。 原悦子は一般女優(CM、ドラマの端役)からグラビアモデル→ピンク映画→ロマンポルノと上記のほとんどを経験している。
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