女優チャン・ジャヨンの自殺をめぐる疑惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 08:43 UTC 版)
「朝鮮日報」の記事における「女優チャン・ジャヨンの自殺をめぐる疑惑」の解説
2009年3月7日に自殺した女優チャン・ジャヨンの遺書に、所属事務所からマスコミ社長、放送局のディレクター、財界の有力者への性接待を強要されていたこと、「朝鮮日報の方社長のルームサロン接待に私を呼んで、性関係を要求するようにした」などの記述があった。しかし、2009年の捜査記録に警察と検察が朝鮮日報社主の息子である方氏が2008年10月28日にチャンさんとある風俗店で同席していたという事実を詳しく調査した事実も出ているにもかかわらず、2009年8月19日に関係者は不起訴処分とされた。 2018年、#MeToo運動が盛り上がる中、チャン・ジャヨン自殺事件の再捜査・真相解明を求める国民の声が高まり、3月25日には事件の再捜査を求める大統領府国民請願の参加者が22万人を超えた。4月2日、法務部(日本の法務省に相当する)の検察過去史委員会は再調査対象事件に選定した。 4月18日には、事件の捜査に朝鮮日報社が圧力をかけていたとの、元スポーツ朝鮮社長の証言が報じられた。 5月28日、検察過去史委員会は、かつての捜査は「一貫性がある核心的な目撃者の供述を排斥したまま、信憑性が不足した酒の席の同席者の陳述を根拠に不起訴処分した」として検察に再捜査を勧告した。 6月26日、ソウル中央地検の女性児童犯罪調査部は、「再捜査の結果、事件の核心的で本質的な部分について、目撃者の供述が一貫しており、目撃者の供述を信じられるような状況が発見された」として、元朝鮮日報記者を強制わいせつ罪で在宅起訴した。元記者は、2004年の国会議員総選挙にハンナラ党から出馬したが落選した人物だという(2004年国会議員総選挙当時のハンナラ党代表は朴槿恵)。
※この「女優チャン・ジャヨンの自殺をめぐる疑惑」の解説は、「朝鮮日報」の解説の一部です。
「女優チャン・ジャヨンの自殺をめぐる疑惑」を含む「朝鮮日報」の記事については、「朝鮮日報」の概要を参照ください。
- 女優チャン・ジャヨンの自殺をめぐる疑惑のページへのリンク