天保太夫一座
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蘭兵衛(高野長英) 演 - 近藤正臣 第1話で幕府に追われ(蛮社の獄)、一座に逃げ込んで来た男。 当初は一座の人間にも正体を隠していたが、第2話で、お艶に見破られる。 実在の人物が殺し屋となる設定は必殺シリーズ初の試みである。 本業である医術の腕を見せることも何度かあり、お艶に渡された仕込杖を得物とした剣さばきも相当の腕前を誇った。常に飄々とした態度を崩さず、お艶やブラ平からの揺さぶりも平然と受け流す懐の深さを持つ。 最終話で幕府に再び追われ、ブラ平に顔を焼かせて、人相を変え、一座と別れる。 ブラ平 演 - 芦屋雁之助 一座の副座長で、油の入った徳利と蝋燭を使った火芸を得意とする。 噺し家塩八 演 - 古今亭志ん朝 一座の落語家。一座の中で一番明るく、よく喋る。女好きのため、岡場所で女郎たちから情報を得ることが多い。 第7話で銃で撃たれ、瀕死の重傷を負いながらも高座に上がり、大勢の聴衆から拍手喝采を受ける幻を見ながら死ぬ。 本来は旗本の生まれであるが、このことを知るのはお艶のみである。 小駒 演 - ジュディ・オング お艶の義理の娘。第1話のお艶の台詞によれば、17歳である。 小駒太夫の名前で、独楽を使った芸をする。蘭兵衛に淡い恋心を抱くが、叶うことはなかった。 泣き節お艶 演 - 山田五十鈴 旅芸人一座の座長で、三味線の新内節を演目とする他、他の芸人の伴奏役も務めている。 頭が切れ、殺しも冷静沈着に遂行し、大勢の敵を向こうに回しての大立ち回りもこなす。 安藤広重からの依頼を百三十両で請負い、東海道を京へ向かう殺し旅に出発する。
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