大本神諭との関係とは? わかりやすく解説

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大本神諭との関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 23:33 UTC 版)

霊界物語」の記事における「大本神諭との関係」の解説

最初神懸かり翌年1893年明治26年)、なお(直)は放火犯と誤認逮捕されたことがきっかけで、自宅座敷牢監禁された。この時、牢内で釘を使って書いた文章が「筆先」のはじまりとされる文盲のなお(直)がつづった文章平仮名数字のみ構成され限られた信者のみに清書することが許された。また漢字置き換えることは神示によって王仁三郎だけに与えられ特権であり、彼の手により編集され筆先1917年大正6年)の機関誌神霊2月号」に『大本神諭』として発表された。多く軍人知識人大本入信させるほど強い影響力持った書だが、1920年大正9年8月5日に『大本神諭火の巻』が発禁処分となる。さらに文章文字通りに解釈した浅野和三郎始め多く幹部信者終末論走り全国宣伝第一次大本事件一因となった王仁三郎はなお(直)の権威書かれた『大本神諭』を克服するために『霊界物語』を著したという指摘もある。一方大本神諭』が発禁となり、終末論的な社会改革運動弾圧されたことで、新たな教義教典必要になったという側面もある。教団内部事情当局からの弾圧が、複雑で曖昧な新教典を形成したといえる安丸良夫は、王仁三郎大本が『霊界物語』の教典化や国際的平和主義への対応、昭和初期超国家主義運動団体化などさまざまな変貌遂げつつ、千年王国主義的救済思想維持し続けた指摘した。 『霊界物語』では、『大本神諭』について「そもそも教祖の手通して書かれ筆先は、たうてい現代人知識学力でこれを解釈することは出来ぬものであります。いかんとなれば筆先教祖が霊眼に映じた瞬間過現未現象や、または神々言霊断片惟神的に録したものですから、一言一句といへども、その言語出所位置とを霊眼を開いて洞観なくては、その真相判るものではありませぬ。(中略)ゆゑに神様は、三千世界大芝居であるぞよと、筆先書いてゐられます。その各自台詞書を集めて一つ芝居仕組むのが緯の役であります。ゆゑに霊界物語筆先断片的なるに反し忠臣蔵の全脚本ともいふべきものであります。」と述べている。第36巻序文でも同様の事を述べ、「霊界幾分なりとも消息通じない人の眼を以て教祖筆先批評するのは、実に愚の至りであります。」と指摘している。

※この「大本神諭との関係」の解説は、「霊界物語」の解説の一部です。
「大本神諭との関係」を含む「霊界物語」の記事については、「霊界物語」の概要を参照ください。

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