大島_(笠岡市)とは? わかりやすく解説

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大島 (笠岡市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/18 14:51 UTC 版)

日本 > 岡山県 > 笠岡市 > 大島 (笠岡市)

大島(おおしま)は岡山県笠岡市にある行政広域地区である。

笠岡市南東部の海岸に沿った一帯にあたり、笠岡市西大島西大島新田大島中からなる。支所や出張所の設置はなく、通称や中学校区としてその名をとどめる。

本項では同地域にかつて所在した浅口郡大島村についても述べる。

概要

かつては、古代は大島と呼ばれるの一部であった。後に干拓により陸続きとなり、現在は島ではない。

なお、備中国内には「大島」と呼ばれる島がこの他に二つあった。ひとつは小田郡にあり、現在は同じ笠岡市内の笠岡諸島に同名の島がある。もう一つは窪屋郡にあり、中世から近世に掛けての干拓事業により陸地化、現在は倉敷市大島地区となっている。

地名の由来

平安時代中頃の編纂とされる、「倭名類聚抄」(わみょうるいじゅうしょう)に 浅口郡八郷(阿知郷・間人郷・船穂郷・占見郷・川村郷・小坂郷・林郷・大島郷)の一つとして記載されている大島郷に由来。

なお現在の倉敷市玉島地区から笠岡に沿った国道2号JR山陽本線が通る帯状に広がる平地は、当時は海(水道)であり、14世紀頃まではかなりの大型船舶の航行が可能であったとされる。途中には難破した船に由来するとされる唐船(倉敷市玉島阿賀崎)の地名もある。海で隔たられた島全体(現在の黒崎〜六条院〜大島)の総称を、「大島」としたとされる。 大島郷はその大島の西部に比定される。

沿革

おおしまそん
大島村
廃止日 1955年4月1日
廃止理由 編入合併
小田郡神島外町北木島町真鍋島村白石島村、浅口郡大島村(大部分) → 笠岡市
大島村(一部) → 寄島町
現在の自治体 笠岡市(一部は浅口市
廃止時点のデータ
日本
地方 中国地方山陽地方
都道府県 岡山県
浅口郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 7,350
国勢調査1950年
隣接自治体 里庄町寄島町
大島村役場
所在地 岡山県浅口郡大島村
座標 北緯34度28分58.1秒 東経133度33分8.9秒 / 北緯34.482806度 東経133.552472度 / 34.482806; 133.552472 (大島村)
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人口

浅口郡大島村(に該当する地域)の人口の推移

1920年(大正9年) 6,384人
1925年(大正14年) 6,144人
1930年(昭和5年) 6,207人
1935年(昭和10年) 6,263人
1940年(昭和15年) 5,896人
1947年(昭和22年) 7,378人
1950年(昭和25年) 7,350人
総務省統計局 / 国勢調査

産業・文化

沿岸部は漁業が盛んで、正頭港などの漁港がある。中北部は農業が盛んである。北部には西大島団地が造成されている。

この地区は国道2号笠岡バイパスの建設予定地で、一部開通している(側道部のみ)。

地区のシンボル的な山として地区のほぼ中央部に御嶽山がある。西大島は備中杜氏発祥の地であり、御嶽山の清水を使用した酒造業もかつては盛んであった。現在は酒造は少なくなったが、御嶽鶴(大内酒造場)など現在も酒蔵は存在している。

地区西部の海域、神島との海峡部はカブトガニの繁殖地として保護活動がおこなわれている。

施設・交通

施設
交通
バス路線

関連項目

参考文献・参考サイト


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