大学アイスホッケー
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「アイスホッケー」の記事における「大学アイスホッケー」の解説
大学におけるアイスホッケーリーグは各都道府県連盟に加盟する大学チームを地域に編成して行われている。 大学日本一を決定する大会は1926年より開始された日本学生氷上競技選手権大会である。 この大会以外では各地域ごとにリーグ戦やトーナメント戦が開催されている。しかし、日本学生氷上競技選手権大会でほぼ毎年関東の大学が優勝していることから関東大学アイスホッケーリーグ戦(1部リーグ)と関東大学アイスホッケー選手権大会(Aグループ)は実質的に大学日本一決定戦となっている。日本学生氷上競技選手権大会・関東大学アイスホッケーリーグ戦(1部リーグ)・関東大学アイスホッケー選手権大会(Aグループ)の3大会で優勝するとスポーツ新聞では「大学三冠」と報道されることが多い。 大学男子アイスホッケーは黎明期から早稲田大学と明治大学が中心として動いており、この二強の牙城は高く、他の大学は崩せない状況が続いた。この早明2強体制に対して、1960年代後半から法政大学が頭角を現し、早明法の3強へ移行、1996年から東洋大学が日本学生氷上競技選手権大会6連覇を達成すると4強体制となっている。現在は早明法洋に加え中央大学の5強が群を抜いている。これを追って第二グループに頭一つリードして日大、以下慶應・日体大・専大・大東大などの大学が続き覇権(日本一)を争っている。2015年度の結果は優勝中央大学 準優勝日本体育大学 第3位明治大学 第4位東洋大学であった。 関西の有力校は、同志社大学・立命大・関西大学・関西学院大学・京産大・龍谷大などがあり、なかでも関西大学は2005年に同志社大学を21年ぶりに破りリーグ制覇し、2006年に大学としては日本初の屋内アイスアリーナを高槻キャンパスに建設するなど、全国の注目を集めている。 長野オリンピックから女子の正式種目として加えられスマイルジャパン(女子日本代表)で注目されている。女子(大学女子)のアイスホッケーにおいても、2013年から第1回日本学生女子アイスホッケー大会が開催され、初代優勝校は東京女子体育大学、準優勝が日本体育大学であった。16校の地区代表校が参戦し競技人口も増えつつある。2017年度から日本学生氷上競技選手権大会女子アイスホッケー大会(インカレ・オープン大会)が初めて実施された。初代優勝校は、日本体育大学、準優勝は東京女子体育大学であった。2018年度優勝は、日本体育大学、準優勝は帯広畜産大学となっている。 野球やサッカーに比べ年少者の競技人口が少なく、大学で始める者も多い。高須克弥は「経験者が少ないスポーツでなら、一番が狙えるのではないか」と考え昭和大学在籍中にアイスホッケー部を新設し初代主将に就任した。
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