変更点・削除シーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 02:06 UTC 版)
「きかんしゃトーマス 魔法の線路」の記事における「変更点・削除シーン」の解説
本作は試写上映時に鑑賞者から複数の否定的な意見が上がった。それを受けて映像を再構成し脚本を修正したものが劇場公開され、試写版と内容が大幅に異なることとなった。また、プリプロダクション時点で登場予定だったが本編では登場しなかったキャラクターも複数存在する。 劇場公開前の試写用バージョンには人間側の悪役で重要なキャラクター「P.T.Boomer」(演:ダグ・レノックス)が存在したが、幼児鑑賞者が怖がったことやストーリーが子ども向けでなくなる等の批判から、劇場公開版では登場シーンを全て削除し、キャラクター自体の存在がなかったことにされ、計画されていたフィギュアの発売も中止された。但し、顔が認識できないような遠くに映るカットなど一部登場シーンは削除されず本編で使用されており、一部の書籍で削除された登場シーンを確認することもできる。また、日本で劇場公開前に製作された予告映像や、米国での劇場用予告編には、削除されたシーンが一部含まれていた。削除シーンにはストーリー上重要な場面も含まれていた為、公開された本編にはストーリーとして不整合な点が多く、それらの矛盾は本作が否定的な評価を受ける原因の一つとなった。 当初、テレビシリーズに登場していたスチームローラーのジョージも悪役として、また、同じくテレビシリーズに登場していたクレーンのクランキーも本作に登場する予定だったが、絵コンテに描かれたのみで実際の登場シーンは撮影されなかった。また未公開シーンとして、ジュニアがミスター・コンダクターとの電話終了後、横にあるサンデーを食べようとするも、小さくて飲めずにサンデーが体中に零れてしまう「Sundae Surprise!」がある(英米版はDVDに収録、日本語版未公開)。 削除シーンを含めると当初の本編映像は約110分あったという。その他、表現の試みとして、本作では3DCG技術を用いてトーマス達の口を動かしリップシンクさせる事も検討されていた。 2020年5月7日ごろに、未公開シーンが入った完全版が流出した。 また、2020年9月29日に発売されたブルーレイ版には、ワークプリント版になかったシーンも追加された。
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