報道などで取り上げられたプレー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 13:45 UTC 版)
「原口文仁」の記事における「報道などで取り上げられたプレー」の解説
捕手としてスタメンで出場した2016年5月11日の対巨人戦(甲子園)では、3回表二死二塁で中堅手の大和が脇谷亮太の安打を処理すると、本塁の前に立っていた原口に向けてワンバウンドで返球した。この返球がショートバウンドで三塁側に逸れたことから、原口は左足を本塁方向に広げながら本塁をまたぐ格好で捕球すると、二塁から本塁へ走り込んできた小林誠司に対して本塁の手前でタッチプレーを敢行。このプレーに対して、球審の嶋田哲也は、小林にタッチアウトを宣告した。しかし、審判団の判断でビデオ判定を実施した結果、審判団は(この年からNPBで導入されたばかりの)コリジョンルールを適用。「原口による一連の動作は、コリジョンルールで禁止している(小林の)走路妨害に該当する」として、小林のセーフと得点を認める一方で、原口に警告を与えた。セントラル・リーグの公式戦で、コリジョンルールの適用によって球審のジャッジが覆った事例は、この時が初めてである。責任審判の杉永政信二塁塁審は、嶋田のジャッジをビデオ判定で変更した理由を、「コリジョンルールの下では、走者が塁上にいる場合に、捕手は本塁上であらかじめ走者の走路を空けておかなければならない。(リプレー映像で検証した限りでは)原口は、大和からの返球を待っている時点で(小林の)走路上に立っていた」と説明。原口自身は試合後に、「自分の感覚では、(大和からの返球を)しっかり捕ってから、身体を後方に流しながら(小林への)タッチに行った。(今後はコリジョンルールに)対応していきたい」と述べた。 2018年5月15日の対DeNA戦(甲子園)では、0-0で迎えた6回裏二死満塁で代打に起用。左腕投手エドウィン・エスコバーが胸元へ投じた148km/hの速球にバットを折られながらも、先制の2点適時二塁打を打ってチームの勝利に貢献した。「三塁側のファウルゾーンにハーフライナーで飛んだ打球が、スライス回転さながらに大きく曲がったあげく、左翼前のフェアゾーンへ落ちる」という珍しい軌道の二塁打で、後に流体工学の専門家が分析したところによれば、「バットが折れたことによってカルマン渦が発生したために、サッカーの無回転シュートや卓球の無回転サーブと同じ原理で、打球が無回転の状態で外野まで飛んだ」とされる。
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