地球駆逐艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 17:08 UTC 版)
「宇宙戦艦ヤマトシリーズの地球の戦闘艦」の記事における「地球駆逐艦」の解説
『完結編』に登場する。デザイン担当は板橋克己。 対ディンギル帝国戦役時に登場する駆逐艦。同時期の地球艦と比べると、通常空間において速力・機動性に優れる。同級は全長が200mメートルを超え、艦橋も大型化されている。これは対白色彗星帝国戦役時の駆逐艦はおろか、その当時の巡洋艦を大きく上回るが、逆に武装はそれらよりは少なめで波動砲も装備していない。主砲を用いた砲撃戦よりも、ミサイル・爆雷戦を重視した設計といわれる。 艦型は、同時期の戦艦・巡洋艦と似るが、それらに比べると曲線が多用されたデザインとなっている。 武装は、前部甲板に連装主砲を1基、艦橋基部には前方に向けて3連装ミサイルランチャーを縦列に2基、艦首に魚雷発射管4基を装備。 設備としては、後部甲板に台形状の構造物があり、これは艦載機発着用のデッキとなっている。両舷側の艦橋基部付近には、ヤマトのような展望室がある。また、艦底部には、エアインテーク状の構造物がある。 塗装は白色を基調とし、艦首先端および同上の板状構造物の先端を黒、艦底部は赤となっており、その艦型と相まって水上艦艇のような風貌をしている。なお、各艦の艦首両舷側には、艦籍番号(後述)が赤色で表記されている。 艦名は、戦艦大和の沖縄特攻に随行した駆逐艦に由来するものが多い。 艦籍番号 333:冬月(ふゆづき) 艦籍番号 324:磯風(いそかぜ) 艦籍番号 315:涼風(すずかぜ) 艦籍番号 603:朝霜(あさしも) 艦籍番号 117:浜風(はまかぜ) 艦籍番号 501:雪風(ゆきかぜ) 艦籍番号不明:霞(かすみ) 艦籍番号不明:初霜(はつしも) 劇中では、冬月をはじめとする残存していた8隻がヤマトに随行し冥王星会戦に参加するが、ヤマトの盾となり、またハイパー放射ミサイルの攻撃を受け7隻が沈没。最後に残った冬月は、冥王星会戦での負傷者を乗せて一旦地球に帰還した後、ヤマトの自沈に先立って乗組員を収容する。
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