國崎屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 14:38 UTC 版)
元々は有名な歌舞伎一家であったようだが、出雲が去った8年間で没落しており、故に他の歌舞伎一家から見下される事も少なくない。出雲の復帰で徐々に立て直しているが、未だに立場は下である。 皇 加賀斗(すめらぎ かがと) 声 - 斎賀みつき 出雲の兄弟子。誕生日は10月30日。身長165cm。血液型はA型。出雲への呼称は「出雲」。 出雲が歌舞伎を離れてから入れ違いで國崎屋に入門した、女形の人気歌舞伎役者。出雲とは違い女装好き。「女形の勉強」として普段から女装しており、稽古着以外の私服は全て女物である。女装時の姿は男とは全く気づかれないほどであり、その華やかさからあらゆる人物を魅了する。 身体が弱く、無理をすると倒れてしまう。そのため、紗英・梅樹と同い年であるにもかかわらず高校には通っていない。カルタが得意。 國崎 八雲(くにさき やくも) 出雲の父で、「國崎屋」16代目。43歳。出雲への呼称は「出雲」。 父親であるにもかかわらず、可愛らしい息子(の女装姿)に萌えて興奮してしまう問題人物で、妻子のみならず一門の役者一同からも呆れられている(それが原因で妻子と別居していた)。今でも息子に過剰な愛情を示しており、息子に相談しないで勝手に彼の出演を決めたりするため、息子の怒りを買い鉄拳制裁を受けることもしばしば。 舞台にあがることは少ないのは、実力が劣るのではなく過去の怪我で長時間舞台に立てない体のため。それを知るのは弟子の中でも古株の冬政と上層部の人間のみと思われていたが、本人が周りには気付かれていないと思っているだけで、実際は皆気付いている。出雲の祖父(八雲の父)の追善興行の際は、國崎屋の面々に支えられて助六を演じ切った。 志賀 累(しが るい) 出雲の弟弟子。誕生日は6月14日。身長155cm。血液型はO型。出雲への呼称は「師匠」。 中学校の演劇鑑賞会で観劇した出雲の歌舞伎に魅せられ、出雲に弟子入りする。女形(女装)の技術は高く、出雲・紗英・玄衛・梅樹の4人からは当初女だと思われていた。 春一、秋彦、夏希、冬政(はるいち、あきひこ、なつき、ふゆまさ) 國崎屋に籍を置く役者たちで、通称「兄弟子ズ」。出雲への呼称は「出雲」。 春一(23歳)、秋彦(21歳)は最近になって役がつくようになった。夏希(35歳)と冬政(38歳)は一家の古株で、演目によっては主役も務める。 出雲には余計なことを背負い込まず、歌舞伎を楽しめるようになって欲しいと考えているが、國崎屋の立場の弱さと出雲のムラっ気の板挟みに苦労している。
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