国華白水馬【コッカハクスイバ】(草花類)
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登録番号 | 第4068号 |
登録年月日 | 1994年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 国華白水馬 よみ:コッカハクスイバ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1997年 8月 23日 | |
品種登録者の名称 | 株式会社国華園 | |
品種登録者の住所 | 大阪府和泉市善正町10番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岸脇淳介 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,育成者の所有する系統に「国華剣舞」を交配して育成されたものであり,花は白色で観賞用三本仕立ての鉢植え向きの厚物極大輪花である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は高である。茎の太さは 8.0㎜以上,色は淡緑,強さは強,稜の程度は低,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19㎜である。葉身長は 150~ 199㎜,幅は 100~ 124㎜,葉の基部の形は平,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.70~0.89,二次欠刻は中,葉裂片縁部の重なりは平行する,光沢は低,厚さはやや厚,硬さは中,葉全体の角度は垂れる,葉身の巻き方は平である。たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は 2深裂する,大きさは中である。つぼみの形は平,花の大きさは 250㎜以上,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は 400~ 599,管状花数は 200~ 399である。花弁の形は舟底弁,先端の形は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,外花弁の長さは 110㎜以上,幅は10.0~14.9㎜,角度は垂れ,表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2701),色の分布は均一である。総ほう部から花頂部までの高さは60~79㎜,花首の長さは60~79㎜である。季咲の開花期は秋で,育成地(大阪府和泉市)における自然開花期は11月上旬である。 「国華暁天」と比較して,葉の先端の形が尖ること,葉の一次欠刻が深いこと,花の大きさが大きいこと,花弁の幅が狭いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和58年,育成者の所有する系統「い 182(白色・厚物)」に「国華剣舞(白色・厚走り)」を交配して得られた実生の中から選抜,育成されたものであり,以後,増殖を行いながら露地及び鉢植え栽培で特性の調査を続け,平成 3年その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「国華白馬」であった。 |
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